若手漫才コンビ「はるかぜに告ぐ」の一色といろ&とんずが街を知り尽くす“ヌシ”を探し、そのヌシが愛する究極グルメを発掘するガチ企画『ヌシノメシ』。今回は近畿大学・東大阪キャンパス内でヌシ探し。完全養殖の「近大マグロ」で知られ、約3万4000人の学生が通いキャンパスが町と化している関西屈指の総合大学のヌシとは一体どんな人物なのだろうか。

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敷地面積が甲子園球場の約7個分と広大な近畿大学・東大阪キャンパスには、いろいろな学生がいる。はる告ぐの2人はキャンパスを歩く学生に声をかけヌシ情報を探っていくが、ざっくり「特技を持つ人や面白い人を探している」と伝えてしまったため、ヌシの趣旨が学生にうまく伝わらない。はじめに話を聞けた学生は、“誰よりも大きな拍手ができる”ということで自ら名乗り出てくれたものだった。

特技を披露してくれたその学生によると、経営学部には個性の強い学部生が多くいるそうだ。ヌシ探しを再開するとすぐに、個性が強いとされる経営学部の学生を発見。彼も特技だと言って“大谷翔平について語る侍ジャパンの栗山英樹元監督”のモノマネを見せてくれた。

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違う、そうじゃないと思いつつ、せっかくなら日本を背負って立つすごい大学生に出会いたいと考えたはる告ぐ。さらに聞き込みを進めたところ、「近大発のベンチャー企業が90社ほどあり、そのうちの60社近くは在学生がやっている」という耳寄りな情報に辿り着いた。

近畿大学は学生の起業支援に力を入れているそうで、在学中にベンチャー企業を立ち上げる学生も多いという。学生食堂内にある「近大をすすらんか。」というラーメン店もそのうちのひとつで、近大生が経営しているそうだ。

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さっそく学食へ向かうと、3代目オーナーだという国際学部4年の前田凛多朗さんに話を伺うことができた。「近大をすすらんか。」は近畿大学が店舗などの初期設備を提供し、学生が経営者として運営している。オーナー学生は1年間限定でお店を運営しながら実践的な飲食店経営を学ぶことができる一方で、赤字が続くと強制終了という面白いルールで運営されていた。

前田さんによると、近大生なら月額500円で打ち合わせスペースなど24時間利用が可能な「KINCUBA Basecamp(キンキュバ ベースキャンプ)」という施設があり、学校側のサポートを得ながら起業を志す学生が日夜集っているそうだ。

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実際にこの施設を利用する学生から42社が起業していることがわかると、はる告ぐの2人もヌシはここにいると直感。施設にいた学生起業家たちを集めて「世界を変えそうな人」を尋ねてみた。すると、現在は大学院に通うかたわら30人近い従業員を束ねる会社を経営しているという、「近大をすすらんか。」の初代オーナーでもある西奈槻さんが満場一致でヌシという結果となった。

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年商1億超えを目指しているという西さんが愛するヌシノメシは、近大生のお腹を満たし続けて38年という「やくも」の、「おろしからあげ定食」(740円)とワンコインが嬉しい「きつねうどん」(500円)。

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からあげ定食は学生街ならではのボリュームで、別添えのおろしポン酢をつけていただく。とんずはサクサクジューシーなからあげを「ジャンキーじゃない。しっかり味が染みていて、おろしポン酢がさっぱり酸っぱい」と気に入った様子。やわらかくてコシのあるうどんには一色といろも舌鼓を打ちながら「若返った気がする! 大学生に戻った気分」とご満悦の様子だった。

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やくも(大阪府東大阪市小若江3-6-13)

詳しい情報は番組HPでチェック!(https://www.asahi.co.jp/news-okaeri/#information)

毎週月曜~金曜午後3時40分よりABCテレビで放送中の情報番組『newsおかえり』の人気コーナー「ヌシノメシ」は、毎週水曜日にお届けしています。