冨安(左)と同じくボローニャからアーセナルへ加入目前のカラフィオーリ(右)。(C)Getty Images

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 アーセナルがボローニャの新星、イタリア代表DFのリッカルド・カラフィオーリ獲得に近づいているという。ボローニャからアーセナルへの移籍とあり、3年前の冨安健洋と比較する声は少なくない。

 世界的なビッグネームではなかったが、確かな実力で評価を高め、ボローニャからプレミアリーグという世界最高峰の舞台に挑戦するDF。確かに、カラフィオーリと冨安のキャリアは似ていると言えるかもしれない。

 ボローニャ専門サイト『1000 Cuori Rossoblu』は7月5日、「2019年夏、約700万ユーロ(約11億9000万円)でトミヤスをボローニャに連れてきたのは、リッカルド・ビゴンだった」と報じている。

「当時わずか21歳の彼はシント=トロイデンで成長した1シーズンを経て加入。ベルギーでは日本からの飛躍もあって簡単でない1年だったが、CBとしての優れた読みで際立った。シニシャ・ミハイロビッチはすぐに日本人DFの才能を高く評価していることを示し、時間をかけることなく、右SBとして試すことを決断。そのときから、トミヤスは必要な場合を除き、サイドで続けている」

「ボローニャでの2年間のパフォーマンスと安定感は、アーセナルの注目を引きつけた。2021年夏、約2000万ユーロ(約34億円)でアーセナルは日本人DFを獲得。トミヤスは近年のボローニャで最高の発見のひとりだ」
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 そして、同メディアは「カラフィオーリの歩みはある意味、トミヤスにとても似ている。アーセナル移籍はまだ正式決定していないが、両者は最終合意にとても近づいているようだ」と続けた。

「興味深いのは、トミヤスと違い、カラフィオーリはジョバンニ・サルトーリによってSBとして獲得されたということだ。ここでも指揮官(チアゴ・モッタ)の素晴らしい直感で、カラフィオーリはセリエA、そしてEURO2024でCBとして立場を確立させた。カラフィオーリの取引がまとまったら、ボローニャ所属DFがアーセナルに移籍するのはわずか3年で2回目だ」

 冨安はその万能性でミケル・アルテタ監督の信頼を勝ち取った。カラフィオーリは同じようにアーセナルの最終ラインで確かな存在感を見せられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部