デノン、15.4ch最上位AVアンプ「AVC-A1H」10月値上げ。121万円に
15.4ch AVアンプ「AVC-A1H」
デノンは、フラッグシップの15.4ch AVアンプ「AVC-A1H」を10月1日に価格改定。従来の990,000円から、1,210,000円へと値上げする。
同社は理由として「調達、生産、流通など、経営の効率化に取り組み、製品価格の維持に努めてまいりましたが、昨今の大幅な円安の影響、および電子パーツ、金属パーツ、木材等を含む原材料費の上昇、加えて海上運賃の大幅な高騰は、企業努力によって吸収できる範囲を超え、やむを得ず下表の通り製品価格の改定を実施する」と説明している。
AVC-A1Hは、一体型の筐体にシンプルで素直な特性が得られる差動1段のAB級リニアパワーアンプ回路を15ch分搭載しているのが特徴。チャンネル毎に個別の基板に独立させた「モノリス・コンストラクション構成」で、チャンネル間のクロストークや振動を低減し、全チャンネルで同一クオリティを実現。
増幅素子にはHi-Fiアンプの設計思想を踏襲した大電流タイプのパワートランジスタ「Denon High Current Transistor(DHCT)」を採用した。
15chアンプを支えるための強力な電源部も用意。A1H専用、単体で11.5kgにもなるEIコアトランスを新たに開発。トランスの底部には2mm厚の純銅製トランスベースを追加。機構の安定性と放熱性を向上させている。