悠仁さまと紀子さま

写真拡大

秋篠宮家の最側近の発言

 来春の大学進学が近づき、筑波大附属高3年在学中の秋篠宮家の長男・悠仁さま(17)の進学先に注目が集まり続けている。進路の確定がそろそろではないかというタイミングもあって報道も過熱しつつあるようだが、こういった状況について悠仁さまの母・紀子さまが懸念を示されていることがあるとされる。

【独占入手 写真46枚】「パーティーにお出かけ?」色気あふれるドレッシーな眞子さんと、笑顔で手をつなぐ圭さん 小室夫妻のNY生活の現在の様子を見る

 悠仁さまの進学先をめぐっては将来の天皇陛下の進まれる大学だということもあり、具体的な大学名がどんどん飛び出し、アレコレと報じられてきた。そんな中で、報道がヒートアップされるきっかけになったのが3月29日、秋篠宮家の最側近である吉田尚正・皇嗣職大夫の定例会見だった。

悠仁さま紀子さま

「その場で吉田氏は、“悠仁さまが昆虫や植物などの自然誌を学べる大学への入学を目標にされている”と明らかにしました。これまで宮内庁側が悠仁さまの進学先に言及したことはなかったので、かなり注目されることになりました」

 と、担当記者。

論文と国際会議

「吉田氏が3月の会見で言及したのは、徐々に盛り上がり始めた東大進学説に対して一旦クールダウンさせたいとの狙いがあったとされています。秋篠宮家の最側近という立場上、会見での発言は、秋篠宮家の意向を受けてのものとされていますね」(同)

 ところが、図らずも、この会見での言葉をもとに悠仁さまの進学先が改めて取り沙汰されることになった。

「自然誌を学べる大学は東大を含めて幅広くあるわけで、会見で触れた別の狙いとして、悠仁さまに東大受験の可能性があるからだという指摘がもっぱらでしたね」(同)

 昨年11月、悠仁さまは自身初となる学術論文を発表された。「トンボ論文」と称されることもある論文は、正式には「赤坂御用地のトンボ相―多様な環境と人の手による維持管理―」というタイトルで、国立科学博物館が発行する研究報告誌『国立科学博物館研究報告A類(動物学)』に掲載されているものだ。

紀子さまの危惧

 加えて、今年8月に開かれる「国際昆虫学会議」に悠仁さまの名前がエントリーされていることが報じられた。

「去年11月の論文の評価は高かったようですが、一方で、東大の推薦入試(学校推薦型選抜)のためではないかとの見方もありました。今回の国際昆虫学会議で発表されるというテーマは皇居の動物相モニタリング調査とされており、こちらも東大推薦入試のためと見られる可能性があるでしょう」(同)

 他方、紀子さまは一連の報道について危惧されていることがあるとされる。

「東大進学報道で紀子さまが最も危惧されているのは、秋篠宮家や悠仁さまが特別扱いを受けているのではないかとの指摘があることについてだと聞きました。論文にせよ今回の発表にせよ、赤坂御用地や皇居という極めて限られた場所が舞台となっており、その点は確かに指摘を受ける可能性がありそうです。当然、宮内庁としても警戒しているとのことでした」(同)

「トンボ論文」の結びには

「トンボ論文」の結びには、悠仁さまのトンボや昆虫、そして自然保護への想いがストレートに伝わってくる文章が書かれている。

《東京都心部において赤坂御用地のように豊かなトンボ相を包含している都市緑地は皇居,自然教育園などいくつか存在する。このような貴重なトンボ相を維持していくためには,その地域のトンボ相の特徴をよく理解し,環境を維持していくことが重要である.そして,東京都心部の開発の際に,ビオトープ的なものも含め,トンボ類の生息に適した様々な環境に配慮した都市設計が行われるようになれば,赤坂御用地などからのトンボ類の分散による種の多様性の創出も期待できるのではないだろうか》

 お好きな分野について静かに研究に没頭できる環境が整備されることが望ましいのは言うまでもあるまい。

デイリー新潮編集部