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監督『ダークナイト ライジング』(2012)は、クリスチャン・ベール主演による『ダークナイト』3部作の完結編。しかし、物語の最後には4作目の存在を思わせるような要素が用意されていた。

もっとも、キーパーソンとなった刑事ジョン・ブレイク役のジョセフ・ゴードン=レヴィットは、ノーランによる4作目の計画をきっぱりと否定している。

この記事には、映画『ダークナイト ライジング』のネタバレが含まれています。

ジョセフ・ゴードン=レヴィット Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/7001173665/

『ダークナイト ライジング』の結末では、バットマン/ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)がゴッサムシティを救って姿を消したあと、刑事ジョン・ブレイクはゴッサム市警を退職する。そしてブルースに託された荷物を受け取る際、本名が“ロビン”であることが判明するのだ。ロビンは座標を頼りにブルースのバットケイブを訪れ、そこで映画は終わる。

このエンディングは、少なからぬファンに続編やロビンのスピンオフ映画を期待させるものだった。しかし、現実としてそういった作品は作られていない。ゴードン=レヴィットもまた、そうした計画が存在しなかったことを強調している。

米にて、ゴードン=レヴィットは「ノーランは3部作をつくっていたんです。それ以上作りたいとは一切思っていなかった」と話す。『ダークナイト ライジング』が公開された2012年は、偶然にも『アベンジャーズ』が公開された年。すなわちこの後、ハリウッドはスーパーヒーロー映画やユニバースへの傾倒をより強めていくのだ。

「あれが、彼(ノーラン)の3部作の結末なんです。今のの、“すべてが続編・続編・続編”という文脈から振り返ると面白いですよね。だけど、昔は3部作をやることだけでも大変だったし、そのように思われていたから」

バットマンの映画は、現在マット・リーヴス監督&ロバート・パティンソン主演の『THE BATMAN ―ザ・バットマン―』シリーズが展開中。もっとも、『ダークナイト』3部作に主演したクリスチャン・ベールは「ノーランのやりたい物語があるのなら」再演するとしているほか、脚本を執筆したジョナサン・ノーランも「チャンスがあるならまた作りたい」と。

『ダークナイト ライジング』から12年が経過した今、当初の計画になかったその後の物語が作られる可能性はあるのかどうか。すべてはノーランの意志にかかっている。

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