バレルサウナ&温泉露天風呂を備えた客室が誕生。【草津ナウリゾートホテル】でハイスペックなサウナ泊

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サウナファンなら訪ねておきたい草津温泉の【草津ナウリゾートホテル】。そのスペックの高さに注目です。広いテラスにバレルサウナを設置した、温泉露天風呂付き客室が2024年4月にオープン。泉質主義を掲げる名湯に、プライベートサウナ、高原の湧き水を使う水風呂、さらに標高1,200mの清涼な空気でととのう外気浴がそろう、究極のリゾートサウナです。

名湯に恵まれた高原リゾート


草津白根山系のふところ、1,200mを超える高地にある温泉地、草津温泉。温泉街から少し離れた、森に囲まれたマウンテンリゾートが、今回紹介する【草津ナウリゾートホテル】です。



▲高原リゾートらしさを感じるエントランス

温泉街の玄関口「草津温泉バスターミナル」からはホテルの送迎バスを利用して5分ほど。



▲山岳ホテルを思わせるしつらえ

玄関を抜けると丸太を組み合わせた壁が現れ、山岳リゾートを思わせる造りです。ホテルのマスコットキャラクター “ナウリス” も、館内いたる所で見かけます。



▲高い天井と広い窓をもうけたラウンジ

ラウンジにはコーヒーや紅茶などのフリードリンクを用意。1864年にオハイオ州で創業し現在はハワイに本社を置く「ライオンコーヒー」のバニラフレーバーもありました。お茶はほうじ茶やローズヒップティーなど数種類の茶葉が用意され、優雅なひと時を楽しめます。

ハイスペックなサウナステイを客室で満喫


今回登場した新しい客室では、草津の名湯+フィンランド式バレルサウナ+湧き水の水風呂+標高1,200mの空気で外気浴が可能。そんな唯一無二のサウナ滞在を満喫できるホテルです。

客室はリノベーションした最新のエグゼクティブラグジュアリールームで、それぞれ2名、3名、5名が泊まれる3タイプを用意。草津温泉でも客室にサウナがあるホテルは2軒のみ。そのうえ大浴場のサウナも広く、露天風呂には整い椅子が置かれます。今回はバレルサウナ&露天風呂付トリプルルームを紹介します。



▲バレルサウナ&露天風呂付トリプルルーム、56平米

もともと2部屋だった客室を1部屋にリノベーションした56平米のゆとりある客室で、広々としたデッキテラスにはバレルサウナや水風呂、ととのい椅子が置かれます。高地の空気や鳥のさえずりを聞きながらの外気浴。天気のいい夜は星も間近に感じられ、遮るもののない広い空を見渡しながら最高のととのいアワーを満喫できます。



▲世界シェアNo.1のフィンランドHARVIA(ハルビア)製サウナヒーターを採用

バレルサウナ内は4名ほどが入れる広さ。背もたれは各部屋2名分設置され、サウナマットは数枚用意しています。半球形の大きな窓からはホテル周辺の木々や山並みが見られました。



▲セルフロウリュが楽しめる

草津町の水道水は草津白根山系の湧き水が使われていて、その水でロウリュができます。絶対にNGなのは、温泉水をかけること。強酸性のためサウナストーブが故障するので、サウナルームの前に設置した水風呂の水を使います。



▲温度はお好みで設定

サウナの温度は当初100度に設定されていますが、最大110度まで上げられます。6時間稼働すると電源が切れますが、再度スイッチを入れれば利用できます。寒い季節は利用する30分ほど前にスイッチを入るのがおすすめです。思いのほか早く温かくなりました。



▲山の湧き水の水風呂

水道水に草津白根山の湧き水が引かれる草津は、水の美味しさも町の自慢。その水を、サウナ横に置かれたバスタブに引いて、水風呂として利用します。一般的な水道水とくらべと、肌感がとても柔らかく、抜群の気持ちよさ。高原の水は夏でも冷たく、冬は1桁水温の “グルシン” になることもありますが、温水も出るので水温の調整も可能です。



▲名湯が注がれる露天風呂

部屋にはシャワーブースと温泉の引かれた客室露天風呂を備えていて、そのすぐ外にバレルサウナを設置します。温泉は草津でももっとも酸性度の強い「万代鉱源泉(PH1.66)」が引かれ、殺菌作用が強いことでも知られます。お湯が熱い時は、準備運動を兼ねて湯もみ板で湯もみをして入るのもいいですね。 ※周囲にはリゾートマンションもあるため、バレルサウナ利用時はサウナウェア等の着用をおすすめします



▲トリプルルーム

56平米バレルサウナ&露天風呂付トリプルルームにはシモンズのベッドが3台並び、客室自体もゆったり広々。オープンクローゼットには浴衣のほかバスローブも用意しています。



▲リビングエリア

バスルームはシースルーで開放的ですが、シェードを降ろせばプライベート感も保たれます。広めのソファも置かれ、ゆったりと過ごせます。



▲ユニークな形の鏡が間接照明に浮かびます

スタイリッシュな洗面はダブルベイシンを採用し、2名一緒に利用できる便利さ。洗面の横にはタオル掛けもあって使いやすかったです。



▲サウナ付き客室だけの備品も

部屋には入浴方法のハンドブックが置かれるほか、取材時はオープン記念のポカリスエットも用意してありました。今後は “オロポ” が作れるように、ポカリスエットとオロナミンCが置かれるそうです。また、すべての露天風呂付き客室には、コーヒーマシンのほかに、冷蔵庫には伊マルティーニのスパークリングワイン、アスティス プマンテが冷えています。

大浴場のサウナと入りくらべもおすすめです


ホテルの大浴場「草津BIG BATH」は、風光明媚な露天風呂のほか、男女ともにドライサウナを用意。日帰り入浴も受け付けているので、サウナ目的で利用する人も多いそう。日帰り利用は14時から22時(21時受付終了)まででゆったり楽しめるほか、ホテルのレストランも外来利用が可能です。



▲女湯の内風呂

男女ともお風呂は似た造りで、あつ湯とぬる湯、ジェットバス、ドライサウナ、水風呂と、広い洗い場を備えます。内風呂と露天風呂には、草津6源泉のひとつ「万代鉱源泉」が掛け流されています。



▲内風呂のあつ湯とぬる湯

ぬる湯は40度、あつ湯は42度と温度の違う湯船があり、誰でも入りやすい温度に設定しています。



▲男女ともにドライサウナを備えます

草津温泉でサウナを備えたホテルは少なく、ナウリゾートホテルでは開業当初の50年ほど前から、大浴場としてはスペースの広くとられたサウナルームを設置。2022年6月にはリニューアルをしています。設定温度は男女共に100度で、男湯が若干広めですが、女湯のサウナも10人ほどが余裕で座れる広さです。



▲キンキンに冷たい水風呂

大浴場の水風呂も白根山系の湧き水を水源にする水道水を掛け流しています。水温は季節や入る時間帯によっても変わりますが厳冬期は9度前後から、夏は14度ぐらいで、取材した5月末の昼間は13.5度でした。肌触りがとてもまろやかな水質で、水風呂にこだわる方にはおすすめです。



▲四季折々の移ろいを楽しめる露天風呂(写真は女湯)

大きな石が組まれた露天風呂には、万代鉱源泉が掛け流され、春の新緑や夏の緑、秋の紅葉や冬は雪見風呂を楽しめます。ととのい椅子も用意され、鳥のさえずりや木々の間を移ろう風の音など、リゾート気分たっぷりの外気浴を楽しめます。



▲脱衣場のロッカーは鍵付き

下駄箱も鍵付きなので、自分のスリッパがわからなくなることもありません。



▲お洒落な湯上りラウンジ

以前は有料だった屋内プールが、宿泊者は無料で利用できるようになりました。水着を持っていない方は売店でレンタルも行います。

お風呂の合間にのんびりゆったり


広いホテルは館内設備も充実しています。卓球台やフィットネス機器を置いたプレイルームが新設され、草津のお土産がそろう売店も用意。ビュッフェレストランや、近隣住民に人気の中国料理のランチをはじめ、冬はスノーリゾートとしても楽しめます。



▲おすすめフォトスポット

ビュッフェレストラン「JURIN GARDEN」の横には、スノードームやアウトドアチェア、ハンモックなどを用意したくつろぎスペースを設けます。夜になると窓外の庭がライトアップされ、素敵なフォトスポットになっていました。



▲無料で使えるプレイルーム

新しくプレイルームを設置。テーブルサッカーゲームや、電気を使わない木製のフィットネスマシンを用意。宿泊者は無料なので、フィットネスマシンも遊び感覚で楽しめます。



▲卓球

ホテルのキャラクター “ナウリス” 柄の卓球台(ラケット貸し出し有料)でも遊べます。フィットネスマシンも含め利用時間は7時から24時まで。

サウナファンなら必ずや訪ねておきたいホテルです。天下無双とまで言われる草津温泉の名湯とプライベートなサウナ、水質の良さを感じられる水風呂、空気が澄んだ高原での外気浴。これだけそろう贅沢を【草津ナウリゾートホテル】で満喫してみてくださいね。<text&photo:湯川カオル子 予約・問:草津ナウリゾートホテル https://www.kusatsu-now.co.jp/>