金ローで3週連続「キングダム」。未公開シーン追加のスペシャルエディション
(C)原泰久/集英社 (C)2019 映画「キングダム」製作委員会
日本テレビ系「金曜ロードショー」は、6月28日から3週連続で山粼賢人主演「キングダム」シリーズを放送する。放送は毎週21時から。このうち28日放送の「キングダム」と7月5日放送「キングダム2 遥かなる大地へ」は、未公開シーンや最新作の本編を追加して再編集したスペシャルエディションとしての放送となる。
7月12日のシリーズ最新作「キングダム 大将軍の帰還」の公開を記念した放送。映画「キングダム」シリーズは、単行本累計発行部数1億部を超える原泰久の大ヒットコミックが原作。中国の春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になる夢を抱く戦災孤児の少年・信(しん)と、中華統一を目指す若き王・嬴政(えいせい)の活躍を描く。
これまで公開された3作での興行収入は165億円を超える大ヒットとなっている。監督は「GANTZ」や「図書館戦争」、「アイアムアヒーロー」を手掛けた佐藤信介。
2019年に公開された第1作は、原作の世界観を忠実に再現、日本映画の常識を打ち破るスケールと、主役級の俳優が大集結した超豪華な出演者陣で大きな話題を呼び、その年の邦画実写作品No.1ヒットを記録した。
その3年後に公開された第2作「キングダム2 遥かなる大地へ」は、前作から半年後、大将軍を目指す信(しん)が、秦軍の一員として初陣に挑む「蛇甘平原(だかんへいげん)の戦い」が描かれ、第1作を超える空前のスケールで隣国・魏との壮絶な戦いが繰り広げられ、謎の人物・羌瘣(きょうかい)が仲間として加わる。
7月12日放送の第3作「キングダム 運命の炎」は昨年公開されたばかりの作品で、本編ノーカットで地上波初放送。遂に100人隊の長となり、自らの部隊『飛信隊』を率いる信が、秦に対して積年の恨みを抱える隣国・趙の軍隊と対決する「馬陽(ばよう)の戦い」で、王騎(おうき)将軍と初めて同じ戦場に立つ。また、嬴政が王騎に中華統一を目指す覚悟を示す場面では、嬴政のために命を懸けた恩人・紫夏(しか)とのエピソードが語られ、嬴政が中華統一を目指したきっかけが明らかになる。
3作のうち、第1作と第2作は、佐藤監督自らが監修し、シリーズの編集を手掛けた今井剛が未公開シーンや最新作「キングダム 大将軍の帰還」の本編を追加して再編集した「スペシャルエディション」として放送。原作者である原の公式Xでは「もちろんブルーレイなどにも収録されていませんし、今のところ配信で公開される予定もないとのこと」と言及されている。
また最新作公開当日となる12日の放送では、番組最後に映画「キングダム 大将軍の帰還」前半のハイライトシーン約5分が、ノーカットでテレビ初公開される。