オレルビス・マルティネス

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 米大リーグ機構(MLB)は23日(日本時間24日)、ブルージェイズのオレルビス・マルティネス内野手に薬物規定違反で80試合出場停止処分を科したと発表した。

 ドミニカ共和国生まれの22歳は球団有望株ランキング2位の逸材。21日のガーディアンズ戦で「8番二塁」でメジャーデビューし、六回の第2打席で初安打を記録したばかり。まさに天国から地獄を経験する結果となった。

 MLBの発表を受けて、マルティネスは声明を発表。「過去2年間、私はガールフレンドと家庭を築こうとしてきました。オフにドミニカ共和国の不妊治療クリニックを訪れ、検査をしてもらった結果、リジュン50という薬を含む治療法を処方されました。残念なことに、レジュン50にはクロミフェンという禁止物質が含まれていました」。同選手は自身が服用した不妊治療薬に原因があったと説明した。

 さらに「私たちはこのことを家族内でも内緒にしておきたかったし、この治療薬にはパフォーマンス向上薬の成分は含まれていないと断言した医師を信頼していました。ゆえに私はこのことをチームや選手会に公表しなかったという過ちを犯してしまいました」と後悔の念をつづり、球団やチームメート、ファンに謝罪した。