中日・立浪監督

写真拡大

 中日は交流戦で7勝11敗と沈み、借金は今季ワーストの6となった。借金2で突入した交流戦。最初のカードとなった西武戦は初戦を制しながら連敗。2カード目のオリックス戦は逆に、初戦を落としながらの連勝で5割をキープした。

 だが、ソフトバンク戦、楽天戦は初戦、2戦目を落とす連敗から始まり、3戦目を拾うパターン。日本ハム、ロッテ戦は初戦を奪いながらの連敗。カード3連敗を喫することはなかったが、4カード連続の負け越しで、ヤクルトと並ぶ5位タイに転落した。

 右太もも裏側の肉離れで2軍落ちしていた中田が交流戦から1軍復帰したが、44打数6安打の打率・136、0本塁打、2打点。2打点はオリックス、ロッテ戦での決勝打にはなったが、全体的に苦しんだ傾向が強かった。

 チームは18試合で総得点が33。1試合平均1・8得点。1試合の最高得点も4点が最高で、完封負けを5度も食らった。チーム打率・214は16日現在で11位。チーム防御率は全体5位と奮闘していただけに、課題の得点力不足が再び顔をのぞかせた形だ。

 21日からのリーグ戦では、6・5ゲーム差を追いかける首位・広島との3連戦から始まるが、今季は4勝2敗1分けと相性が良く、広島がリーグで唯一、負け越しているのが中日となっている。

 交流戦では高橋宏が2勝0敗、防御率0・47と奮闘。打線では細川が0本塁打、2打点ながら、チームトップの打率・290をマークした。急激な得点力アップは望みづらいだけに、これまで同様、好機で一本出せるかがカギになりそうだ。