アンドレザ・ジャイアントパンダ(左奥)の攻撃に悶絶する矢野通

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 日本プロレスリング連盟設立第2弾大会「ALL TOGETHER」が15日、北海道・北海きたえーるで開催され、アンドレザ・ジャイアントパンダが大きなインパクトを残した。

 アンドレザは2017年10月にアマチュアプロレス団体「新根室プロレス」でデビューした。地元で開催されたATで、まさかの初参戦が実現。北海道・登別市を拠点とするプロレス団体「EMMA」の代表・斗猛矢とタッグを結成し、新日本プロレスの矢野通、本間朋晃組と対戦した。

 300センチ、500キロという驚異の巨体を誇るアンドレザがリングインと同時に巨大化すると、会場からは大きなどよめきが起きた。ゴングが鳴ると圧倒的な体格差を生かして試合を優位に進めたが、相手は百戦錬磨の新日本勢。笹を持った本間に引き付けられている間に、背後から矢野の急所攻撃を浴びる。さらには本間のこけしロケットでダウンまで喫してしまった。

 カウント9で立ち上がったアンドレザは、2人にヘッドバットを見舞い、まとめてボディープレスで潰して反撃に出る。ところがヘッドバットが誤爆してしまい、そのまま斗猛矢が矢野に丸め込まれ、3カウントを奪われた。

 試合後のリング上では敵味方関係なくヘッドバットを連発して退場。バックステージでは新根室プロレスのオッサンタイガーが「悔しいですね、すごく。新日本のリングということで、憧れてたリングにジャイアントパンダと上がれたということで大変光栄に思っております。(能登半島)復興支援のイベントということで、被災地の方に少しでも元気を与えられていたのならよかったのかなと思います」と感慨深げな表情で試合を振り返った。

 一方で対戦した矢野は「ダメだって、あれはダメだろ。デカすぎるって、怖いって。なんで俺だけあんなにやらされるんだよ。ところどころ何か入ってたと思うよ。固かった固かった固かった痛かった! 怖かった!」とトラウマを植え付けられていた…。