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大学の応援団やチアリーディングを取材する名目で朝日新聞の元社員の名前が書かれた偽の名刺を渡したとして、30歳の消防職員の男が逮捕されました。

私印不正使用の疑いで逮捕されたのは、鎌倉市消防本部職員の野見山大地容疑者(30)です。

警視庁によりますと、野見山容疑者は2024年4月、東京・新宿区の明治神宮野球場で大学の応援団やチアリーディングの学生を取材する名目で、朝日新聞の実在する元社員の名前が書かれた偽の名刺を渡した疑いがもたれています。

2024年4月に朝日新聞から警視庁に対し「朝日新聞の記者を名乗って複数の大学応援団の取材をしている者がいる」と相談があり、警視庁が捜査を進めていました。野見山容疑者の自宅の家宅捜索をしたところ、名刺およそ40点のほか、「報道」と記載された腕章などが見つかったということです。

野見山容疑者は調べに対して、「朝日新聞の記者になりすませば、取材を受けてもらえると思った」と容疑を認めた上で、「カメラで撮影することや野球観戦が好きだった」と話しているということです。

警視庁は、野見山容疑者がほかにも複数の大学に対して、朝日新聞の記者を名乗り撮影などを行っていたとみて調べています。