『フルハウス』ジョーイの名前に隠された意味とは!?

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大人気ファミリードラマ『フルハウス』でメインキャラクターのジョーイを演じたデイヴ・クーリエが、同役の名前に隠された意味を明かした。米Entertainment Weeklyが伝えている。

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「ハイになって嬉しい」!?

3人の男性が3人の子どもたちを一緒に育てる日々を描いた『フルハウス』は、1995年の放送終了から30年近くが経つ今もなお愛されている。同作で、妻を亡くした親友ダニーとその義理の弟ジェシーとともに、ダニーの3人の娘たちを一緒に育てる親友のジョーイを演じたデイヴが、知られざる逸話を明かした。彼は、自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Full House Rewind(原題)』の中で、ジョーイの苗字であるグラッドストーン(Gladstone)はデイヴ自身が選んだのだと語った。

同作にシンディ役でゲスト出演していたデブラ・スタイプをポッドキャスト番組に迎えた際、「苗字は自分で選んだんだ、知ってた? 僕のキャラクターの苗字をね」と話したデイヴ。「(クリエイターの)ジェフ(・フランクリン)が“君の役に苗字を考えてるんだ”って言うから“グラッドストーンはどう?”って提案したら彼は笑って“OK、いいかもね”って」とキャラクター名にまつわる裏話を告白。

デブラが「なんでグラッドストーンだったの? 何か意味があるの?」と尋ねると、「いつも、面白い名前だなって思ってたんだよ」と答えたデイヴ。ストーン(stoned)には「(ドラッグで)ハイになる」という意味があるが、これが「嬉しい」という意味のグラッド(glad)とつながることで「ハイになって嬉しい」という意味にとれるため面白いと感じていたそう。「ご存じの通り、僕はコメディアンだから、そんなことを考えてた。それを聞いたジェフも笑ってくれたし、そういう経緯で決まったんだ」

ジェフは、そんな名前の由来だけでなく、同作のオーディションについても回想。米ABCのプロデューサーたちからいろいろなメッセージを受け取ったため、どのように評価すべきか分からなかったと振り返っている。

「(オーディション用の部屋に)入っていって、ジョーイ役のためにやるべきことをやった。ジェフ・フランクリンは、僕が脚本を読むのを聞いて、僕が適任だと分かった」

「ジェフが僕の腕を取って外に連れ出して“信じられないほど素晴らしかった”と言ってくれた。でも、(製作総指揮の)トム(トーマス・L)・ミラーに帰り際に呼び止められて、“ちょっと待って。父親(ダニー)役(の台詞)も読んでみてほしい”って言われた」と話している。これにデイヴは大変困惑したようで、「やらかしたな。もうおしまいだ。この役(ジョーイ役)を得られなかった。だって今度は父親役を読んでほしいんだろ?って思った」と、当時の心境を告白。

だが、これは実はオーディション過程におけるプロデューサーたちのコミュニケーション不足が原因で、取り越し苦労だった。複雑な思いを抱いたデイヴに代わってフランクリンがミラーに怒り、「彼こそがジョーイだ」と宣言してくれたという。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly