お忍びデート感にドキドキ!インターホンを押して入る、麻布十番の隠れ家3選
いつものデートに、高揚感と特別感を与えてくれるスパイスのひとつが“インターホン”。
今回は、港区・麻布十番にある、インターホンで入店する隠れ家3軒をご紹介!
焼き鳥、中華、天ぷら割烹……気分に合わせて足を運びたい。
1.ワインラバー歓喜の“ほぼブルゴーニュ”!デート焼き鳥の新たな聖地
『しづご』
麻布十番の賑わいの中にある雑居ビルの8階に佇む『しづご』
麻布十番の雑居ビルで部屋番号を押し、エレベーターで8階へ。
目に飛び込むのは店名の由来ともなる和歌が書かれた暖簾だ。
「落ち着いた心を指す“静心”、そんな心持ちで寛いでほしくて」とは『しづご』店主の沢田雅人さん。ソムリエでありながら、人気店で焼き師の修業を経て独立。もちろん、焼き鳥とワインのペアリングに力を入れる。
圧巻なのはワインの多くが2010年代のビンテージである点。熟成されたブドウの深い味わいを活かすべく、鶏は秋田から直送される比内地鶏を使用する。
1本目からワインとの相性に歓喜!
トップを飾る「ささみ」には「アンドレ・クルエ」の辛口シャンパンを。
オレンジワイン「ヴィーノ・デル・ポッジョ」には「せせり」をペアリング。トロピカルな香りがハリッサと呼応。
二羽から1串分しかとれない希少部位「背肝」とブルゴーニュの「ニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュ オー アルジーア」の奥深さに悶絶必至。
すべて「おまかせコース」(¥7,800)の一例。
希少部位とのマリアージュは口福、のひと言。ワイン好きなふたりの夜に。
2.肩ひじ張らない空気ながらも高級食材。この中華ダイニングは匙加減が絶妙だ!
『真皿』
南麻布の住宅街へ向かう道の手前に『真皿』があるマンションが。近くにスーパーもあり、住人の生活を感じる街並みが逆に緊張感を生む
中の賑わいは一切外に漏れ聞こえない。ゆえに少し不安になるが、そこは中華。
いざ扉を開ければ、大らかな雰囲気と確かな熱気が肌を通して伝わってくる。
『真皿』のオーナーは『華都飯店』で10年、店を任されてきた藤田朋希さん。
イタリアンでの経験もあり、メニューは四川中華をベースにしながらも、生ハムやホワイトアスパラといった食材を使うなど自由闊達。
コースとアラカルト、どちらもそそるが初訪問ならまずはコースを。
パリもち食感がやみつきに!
パリパリの皮と野菜の食感に加え、柔らかな甘みが印象的な「北京ダック」。
カッペリーニをイメージした前菜「キャビア/冷製ビーフン」は泡とよく合う。
コクがありながらも軽やかな食べ心地の「鮑と黄韮の肝ソース炒め」。
すべて「紀寿コース」(¥10,800)の一例。プラス¥4,900でシャンパン、白ワイン、紹興酒、赤ワインの4杯がつくペアリングもオススメ。
ちなみに、21時以降はバー利用も可と、いわゆる“ピンポンバー”として使える勝手の良さも魅力。
ふたりのお気に入りフラグ確定だ。
3.弩級の天ぷら割烹。高級酒もフリーフローな桃源郷がここに
『麻布十番 真田』
高級店が並ぶ麻布十番の美食通りの奥、飲食ビルの2階にある『麻布十番 真田』。表の看板にはさりげないマークのみで、2階に上がっても店名は見当たらない。ドア前は、重々しい雰囲気のみが漂っている
店名は一切見当たらない、荘厳なオーラを纏った鉄の扉を前に怯むことなかれ。
関西の食通に知られた神戸の名店『天ぷら料理 花歩』が昨年5月に東京進出を果たした。
以来、港区界隈の高感度な大人たちも『麻布十番 真田』に魅了される。
うに、毛ガニ、車エビ、ふかひれ、鯛、そして神戸ビーフという弩級な食材の数々が、まるで魔法にかけられたように素材の持ち味を活かした逸品として繰り出されるそのもてなしは、記念日デートにこそふさわしい。
まるでアートなひと皿に心躍る!
板場に立つのは神戸で料理長を務めた真田篤史さん。
コースの最初に供される旬を投影した「八寸」は見惚れるほどの美しさ。
宴の〆を飾るのは天ぷらの要素を加えた土鍋ご飯。季節で変わるのでファンが多い。
コースの金額にはドリンクのフリーフローが含まれる。「ケンゾーエステイト」やブルゴーニュの希少な銘柄がずらり。
すべてコース(¥60,500)の一例。
ゲストの感動がうねりとなって、カウンターを満たす光景もここではおなじみだ。
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