とちぎテレビ

那須町の河川敷で夫婦の遺体が見つかった事件で、血痕が見つかり、夫婦が暴行された現場とみられる東京都内の空き家のガレージで、洗剤を使って血痕を消そうとした形跡があったことが捜査関係者の話で分かりました。

この事件は先月１６日、那須町の河川敷で会社役員の宝島龍太郎さん（５５）と妻の幸子さん（５６）の焼かれた遺体が見つかったものです。

いずれも死体損壊の疑いで指示役とみられる佐々木光容疑者（２８）、仲介役とみられる平山綾拳容疑者（２５）、実行役とみられる姜光紀容疑者（２０）と若山耀人容疑者（２０）の４人が逮捕されました。

捜査関係者によりますと血痕が見つかり、夫婦が暴行された現場とみられる東京都内の空き家のガレージで、洗剤を使って血痕を消そうとした形跡があったことが分かりました。

警察は、死体損壊の疑いで逮捕した実行役とみられる２人が証拠隠滅を図ったとみて調べを進めています。

また、捜査関係者によりますと、佐々木容疑者に似た人物が、夫婦が暴行されたとみられる時間帯に空き家付近にいたことも判明しました。

佐々木容疑者は「行っていない」と供述しているということです。

警察は逮捕した４人とは別の人物が事件を主導したとみて捜査しています。