ドバイターフに出走予定のドウデュース(写真左奥、撮影:井内利彰)

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 次走はドバイターフ(3月30日・メイダン競馬場)を予定しているドウデュース(栗東・友道康夫厩舎)。先週からCWでの本格的な追い切りを開始しているが、今朝6日もCWでの3頭併せを行っている。

 調教時間のちょうど中間、馬の少ない時間帯。ヒートオンビートが先頭、これに藤岡康太騎手が騎乗したヨーホーレイクが続いて、一番後ろからドウデュースという隊列だったが、先週同様、道中の走りに力みは全くない。6F標識通過の時点では1秒半くらいの差があったものの、3コーナーへ進入していく頃には1秒あるかないかという先頭との差。

 4コーナーでヨーホーレイクに追いつきそうになり、先頭と差もほとんどない。最後の直線に向くと「一気にスピードに乗って加速した」という藤岡騎手。ヨーホーレイクとドウデュースが馬体を併せて、ヒートオンビートを置き去りにした追い比べ。ラスト1F標識あたりまでは、ヨーホーレイクも食い下がっていたが、手応えはドウデュース優勢で同入。

 時計は6F80.7~5F65.9~4F51.3~3F35.8~2F22.3~1F11.4秒。落ち着いた走りでこの時計が出ているところが素晴らしいし、馬場から戻ってきた時の息の入りも早い。来週の追い切りは武豊騎手の騎乗が予定されており、その後は検疫厩舎へ移動するスケジュールとなっている。

(取材・文:井内利彰)