女性の「がん検診」若い世代にも受診を 宇都宮市が「ミナテラスとちぎ」で乳がん検診
仕事や子育てなどを理由に後回しにされがちな女性のがん検診をショッピングやイベントついでに受診してもらおうと、宇都宮市のコミュニティ施設で25日に「がん検診」が行なわれました。
この「がん検診」は、親子連れや若者が訪れるイベントに合わせて女性にもっと乳がん検診を受診してもらおうと、宇都宮市が開いたものです。
市内に本社を置く栃木トヨタ自動車のコミュニティ施設「ミナテラスとちぎ」では、子どもを預かる託児所やカフェが併設されていて普段からたくさんの家族連れが訪れています。
25日は、干し芋づくりなどが学べる食と健康のイベントが開かれ、市内に住む20代から70代の女性およそ90人が乳がんや子宮頸がんなどの検診を受診しました。
宇都宮市健康増進課によりますと、がん検診の中でも女性を対象とした乳がん検診の受診率は特に低い傾向にあるといいます。
中でも、20代といった若い世代や子育てや働き盛りの30代から40代の女性はなかなか受診の時間が持てず少ないということです。