市場調査会社のCounterpointが2023年版の「世界のスマートフォン売上台数トップ10」を公開しました。1位から7位をAppleのiPhoneが占め、8位から10位にはSamsungのGalaxyシリーズが並んでいます。

In a First, Apple Captures Top 7 Spots in Global List of Top 10 Best-selling Smartphones - Counterpoint

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2023年版の「世界のスマートフォン売上台数トップ10」を示す画像が以下。2023年に最も売れたのはiPhone 14で、全体の3.9%を占めています。また、2023年9月22日に発売したiPhone 15 Pro Maxは5位にランクイン。2021年9月24日に発売したiPhone 13が4位にランクインしているのも特徴的です。



iPhone 14の売上台数のうち、半数はアメリカと中国で販売されていたとのこと。また、iPhoneシリーズ全体の売上台数に占めるiPhone 14の割合は19%で、2022年のiPhone 13の28%から減少していました。CounterpointはiPhoneシリーズ全体におけるiPhone 14の割合が減少した理由について「iPhone 13とiPhone 14の機能差が少なかったためProモデルに注目が集まった」と推測しています。

2023年全体でみるとiPhone 15シリーズは5位〜7位に位置していますが、2023年第4四半期(10月〜12月)に範囲を絞るとiPhone 15シリーズがトップ3を独占するとのこと。また、iPhone 13は日本とインドにおいて2022年から2桁%の売上台数増を記録しています。Counterpointは日本とインドでiPhone 13の売上台数が増加した原因について「日本では携帯キャリアのキャンペーンによって旧世代モデルの売上台数が増加した」「インドではiPhone 13のバリュー・プロポジションが人気を押し上げた」と説明しています。

なお、市場調査会社のIDCが発表した「2023年のメーカー別のスマートフォン売上台数ランキング」でもAppleが1位を獲得し、Samsungが2位となっています。

AppleがSamsungを抑えついにスマホ市場シェア1位に躍り出る - GIGAZINE