スタローン、ランボー役を譲るならライアン・ゴズリングがいい ─ でもランボーにしてはカッコ良すぎるかもしれない
アクション映画のレジェンド、シルベスター・スタローンにとって、『ランボー』シリーズはキャリアを象徴する一大シリーズだ。強い思い入れがあるであるランボーというキャラクターをこの先引き継ぐなら、ライアン・ゴズリングがいいそうだ。出演時にゴズリングとのエピソードを回想している。
『エクスペンダブルズ』シリーズ最新作『 ニューブラッド』(2023)やドキュメンタリー作品『スライ:スタローンの物語』(2023)、初のテレビシリーズとなる「タルサ・キング」(2022-)など御年77歳にして今も精力的なスタローン。2023年の大ヒット映画『バービー』の監督グレタ・ガーウィグから「(バービー)に出演してくれませんか?」と声をかけられたが、「とても出演したかったけど、『タルサ・キング』にかかりっきりだったんですよ」とオファーを受けられなかった旨を語った。
残念ながら出演は叶わなかったものの、ライアン・ゴズリングらが演じたケンの画像を見てびっくり。1970~80年代によくスタローンが着用してたのとそっくりなミンクのコートをケンが纏っていたのだ。ガーウィグ自身も、ケンというキャラクターがスタローンにインスパイアを受けたものだといる。
(c)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.番組ホストのジミー・ファロンに「他の誰かが『ランボー』を演じるなら誰がいいと訊かれて、あなたはライアン・ゴズリングと言っていましたね」と切り出されたスタローンは「ライアンとはディナーの席で会いました。明らかに私たちは真反対です。彼はカッコよくて、私はそうじゃない。私がケン役を演じるのが想像できますか?」と自虐気味に返している。しかしゴズリングより尊敬の念を示されたことにスタローンは感銘を受け、ランボー役をゴズリングに演じてもらいたいと考えたようだ。
「ライアンは言うんです。“僕はランボーに憧れて、ランボーのような恰好で学校で行っていたんです。みんな僕を追いかけてきたけど、それでも僕は止まりませんでした”って。ランボーとの結びつきをたくさん語ってくれました。そして思ったんです。これは面白いな、ランボーというキャラクターを愛してくれているんだから、いつかバトンを渡すなら彼に渡そうって。」
© 2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.ゴズリングもまた、アクションスターとして少年時代から夢中になっていたのはスタローンだといる。ゴズリングによるスタローン風ケンは随分ユーモラスではあったものの、その雄雄しい気迫は確実にスタローンの影響下にあるもの。ケン役を熱演したゴズリングは第96回アカデミー賞助演男優賞にもノミネートされている。
ファロンから「それは実現しそうなんですか?彼は次期ランボーになってくれそうですか?」と問われたスタローンは「私はイエスと言いますよ。でも『ランボーを演じるにはカッコよすぎるんじゃないの』って言われるかもしれないですけどね」と返している。
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