JR東日本、みどりの窓口でアバターロボットによる案内の実用実験を開始 池袋駅と武蔵溝ノ口駅で

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JR東日本は、これまでAIやアバター技術を活用した改札案内など案内業務のDXに取り組んできたが、2024年2月13日より池袋駅と武蔵溝ノ口駅の2駅において、アバターロボットでご案内する実用検証を行うことを明らかにした。

今回の実用検証を通じて、駅構内などでアバターロボットを実運用する際の課題抽出や改善を行い、労働人口減少を受けた案内サービスのあり方について検討を行う。

●実証実験の概要



今回行う実用実験ではavatarinのアバターロボットnewmeを通じ、別の場所にいる駅係員などが、みどりの窓口付近で利用客に遠隔から声がけをし、指定席券売機に誘導あるいはきっぷの購入方法を案内し、指定席券売機で購入可能なきっぷを購入する利用客が、よりスピーディに購入できるよう、アバターロボットが案内する。

期間
2024年2月13日〜2024年3月13日
※アバターロボットによるご案内時間は11時〜14時を予定していますが、お客さまのご利用状況などにより稼働していない場合もあります。
内容
アバターロボットを通じ、別の場所にいる駅係員などが、お客さまにお声がけをし、指定席券売機に誘導あるいはきっぷの購入方法をご案内
実施箇所
池袋駅及び武蔵溝ノ口駅のみどりの窓口付近
※状況により、改札口付近に設置する場合もあります。

●案内フローと検証内容

●案内フロー



●主な検証内容

アバターロボットによるご案内の実用性について、下記4つの観点からを行う。
 ・社会受容性(利用客の利用状況)

 ・安全性(利用客からの視認性などのリスク検証)

 ・操作性(駅係員などが操作する際の課題検証)

 ・施設環境(通信環境、段差、傾斜など、周辺の施設環境による影響)

●実用検証後の方向性

実用検証の結果を踏まえ、駅構内などでアバターロボットを実運用する際の課題を抽出し、アバターロボットに関する実用に向けた改善を行い、今後も利用客への案内業務のDXに取り組むことで、労働人口減少を受けたご案内サービスのあり方について検討を行うとしている。