パナソニックの「LEDフラットランプ」シリーズは、誰でも簡単に交換作業ができることから人気を呼んでいる照明器具。このシリーズには多彩な製品がラインナップされており、調光に対応したタイプや、肌を綺麗に見せる高演色の「美ルック」タイプ、人感センサーで自動点灯・消灯するタイプなどがあります。

 

そんなLEDフラットランプから、2024年2月21日、新たに「ゆらぎ点灯タイプ」が発売されます。その名の通り、ろうそくの炎やホタルの光のうつろいを、LEDで再現した製品です。

↑新たに発売される、LEDフラットランプ ゆらぎ点灯タイプ

 

↑裏返しにしたLEDフラットランプ(右)と、そのソケット。GX53口金のソケットなら、簡単に取り付けできます

 

ろうそくの炎やホタルの光の“ゆらぎ”がリラックス効果をもたらす

ゆらぎ点灯タイプには、キャンドルタイプとホタルタイプの2種類があります。キャンドルタイプはろうそくの炎の不規則なゆらぎを、ホタルタイプは規則的に揺れるホタルの光を、それぞれ再現しています。

↑キャンドルタイプの光のゆらぎ。LEDランプなのに、まるで中に蝋燭が入っているかのようです

 

↑一定のリズムで光がゆらぐホタルタイプ

 

東京理科大学の吉澤 望教授との検証実験では、ゆらぐ光がもたらす2つの効果が証明されています。ゆらぎ点灯タイプの光は、明るさが単一な通常のLEDフラットランプと比べて、目をひきやすいうえ、空間を居心地のよいものに変えるそうです。

↑ゆらぎ点灯タイプの効果を確かめた実験結果

 

ゆらぎ点灯タイプの導入時には、導光レンズによって光をきらめかせる器具「ルクール」を同時に採用することが推奨されています。ルクールのレンズによって光を1点に集め、拡散させすぎないことで、陰影をくっきり映し出せるからです。

↑ルクール。光源の上に被せて使用します。中央に写っている筒状の部品の上部に、導光レンズがあります

 

↑ルクールの下にLEDフラットランプを入れ、光らせたところ。導光レンズの1点に集まった光が、周囲に広がっています

 

↑ルクールの上に装飾枠をつけると、陰影がくっきり浮かび上がります。光と影のメリハリを出すためには、導光レンズが必須です

 

屋外の空間に情緒をもたらす

キャンドルタイプとホタルタイプの双方とも、エクステリア照明として使われることを想定した製品です。アウトドアリビングや庭、店舗などの入り口で、揺れる光が情緒あふれる空間を演出します。

↑LEDフラットランプ ゆらぎ点灯タイプの設置イメージ。地面などの低い位置に据えつけるほか、スポットライトにも使用できます

 

本品の発売は、2月21日に予定されています。それ以降、屋外の空間で光の風情を感じたら、近くにこの照明があるかもしれません。