折りたたみ式スマートフォンはかなり普及してきましたが、それでも一般的なスマホよりも非常に高価です。例えば、サムスンのGalaxy Z Fold5は米国で1800ドル〜(約27万円※)もします。

※1ドル=約147.5円で換算(2024年1月24日現在)

↑価格がネック

 

しかし、次期「Galaxy Z Fold6」は手ごろな「普及型」モデルと同時に登場する、との噂が報じられています。

 

韓国の電子業界誌・The Elecは、サムスンはGalaxy Z Fold6の普及型モデルの開発を検討していると報道。これにより同社は、折りたたみ式スマホの普及率アップと中国での折りたたみ市場シェア拡大を目指しているとのことです。

 

同誌によると、サムスンは中国の折りたたみ市場でシェアが19%に過ぎず、3位に留まっています。XiaomiやHonor、ファーウェイがサムスン製よりもはるかに手ごろな価格で、独自の折りたたみ製品を販売していることが、その背景にあります。

 

サムスンがお手ごろ価格の折りたたみスマホを開発しているとの噂が報じられるのは、今回が初めてではありません。例えば、2023年8月に著名リーカーのRevegnus氏が「Galaxy Z FE(廉価モデル)」がテスト中との話があるとつぶやいていました。

 

また、昨年末には「サムスンが2024年、折りたたみスマホをミッドレンジ(中価格帯)市場に投入する計画を立てている」との噂もありましたが、このときサムスンは「最近の噂は根拠がない」と否定しています。

 

折りたたみスマホは「持ち歩きやすさ」と「大画面」を両立する仕組みが素晴らしいものの、高価格だけに、実際に買う人は限られています。より手ごろな価格のモデルが登場し、その魅力が広く伝わることを期待したいところです。

 

Source: The Elec