コロナ禍を経て息を吹き返した外食トレンドからも目が離せない! 今回はフードライター中山秀明さんと「GetNavi」フード担当・鈴木翔子さんに次に来るスイーツについて聞いてみた。

※こちらは「GetNavi」 2024年2・3月合併号に掲載された記事を再編集したものです

 

■フードライター中山秀明さん
食のトレンドに詳しいフードアナリスト。個人的には「お手ごろうなぎチェーン」が特に激アツだと豪語する。

 

■「GetNavi」フード担当・鈴木翔子

本誌のフードを5年以上担当。酒好きが高じ、しばしばバーでも働いており、酒トレンドに詳しい。

 

挟んだタイプがチーズケーキの最新トレンド「チーズケーキサンド」

王道スイーツのチーズケーキだが、最新トレンドとしてはしっとり、またはサクサクの生地で挟んだタイプがアツい。メリハリある新食感や、食べやすい形などが人気の理由だ。

ナウオンチーズ
チーズケーキサンド
410円

低温焼きのチーズケーキがしっとり食感のサブレにマッチ

北海道産のフレッシュな生クリームと、オーストラリア産のまろやかで濃厚なクリームチーズを使用。じっくりと低温で焼き上げたチーズケーキに、しっとりとしたサブレがマッチする。東京駅構内店限定。

 

【ヒットアナリティクス】定期的に起こるチーズケーキブームが再び

「完売続きの『MR.CHEESECAKE』やローソンのバスクチーズケーキなど、チーズケーキは定期的にブームが起こる注目ジャンル。そして最近、専門店が増えているのがチーズケーキサンドです。ワンハンドで食べられる手軽さも◎」(鈴木)

先進技術:1 顧客ニーズ:4 市場の将来性:4 独自性:3 コスパ:3

 

コンビニでも発売されていっそう身近に!「ブラジルプリン」

プリンもチーズケーキと並ぶ定番スイーツだが、いま最もキテいるのがブラジルのご当地プリン。現地では通称「プヂン」の名で親しまれ、日本のプリンにはない味や食感が新感覚だ。

セブン-イレブン
ブラジルプリン
248円

練乳とココアスポンジが融合した濃厚でインパクト大なおいしさ

2023年11月発売の新スイーツ。練乳がもたらすミルキーで濃厚な甘さと、むっちりとしたテクスチャーが特徴のプリンに、ふんわりとした弾力のココアスポンジを重ねた、インパクトのある味わいが楽しめる。

 

【ヒットアナリティクス】新形態のプリンに他社が追随するかが見もの

「過去には『焼きプリン』『とろけるプリン』『かためプリン』『イタリアンプリン』などがヒットしましたが、コレはその最新版。セブン-イレブンの商品化に対し他社が追随するかどうかが、見ものです」(中山さん)

先進技術:1 顧客ニーズ:4 市場の将来性:4 独自性:4 コスパ:3

 

パリもち食感の韓国スイーツ「クルンジ」

日本に様々なトレンドを届ける韓国カルチャー。スイーツの旬は、進化系スイーツパンの「クルンジ」だ。クロワッサンを押し潰して焼いた、パリもちの食感が特徴となっている。

【ヒットアナリティクス】取扱店とともに自分で作る人も増加中

「2023年の春ごろから韓国で流行り、最近、日本にも専門店ができ始めたところ。簡単に作れるので、自家製クルンジに挑戦する人も増えています。ベーカリーが新商品として取り入れやすいメニューである点も、流行るポイント」(鈴木)

先進技術:1 顧客ニーズ:4 市場の将来性:3 独自性:4 コスパ:2