フェアリーSは軽量馬に注意 切れ味自慢の重賞初V期待だ
アルテミスSで3着だったスティールブルー(牝3、美浦・宗像義忠厩舎)が、フェアリーステークス(3歳牝・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。
スティールブルーは父ルーラーシップ、母レディバード、母の父スマートファルコンの血統。母の半姉には17年のTCK女王盃とエンプレス杯を制したワンミリオンス、19年のアイビスSDで3着だったオールポッシブルがいる。ここまで2戦1勝。昨年8月の新馬(新潟芝1600m)は中団から上がり3F32秒9の末脚を繰り出して快勝。続くアルテミスSは3着に敗れたものの、好位から残り300mでは一旦先頭に立ち、地力を示す走りだった。
近年のフェアリーSでは440kg未満の軽量馬が強く、19年以降の近5回に限れば4勝、2着2回、3着3回。昨年は該当馬が9頭と多かったこともあるが、4着までを独占。それも11番人気、7番人気、6番人気、15番人気と伏兵ばかりだからインパクトがあった。
スティールブルーは前走馬体重が432kgの軽量馬だから、レース傾向からも期待は高まるばかり。直線の急坂で力強く抜け出すシーンを期待したい。