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今オフのメジャー挑戦はなかったが、各球団が佐々木の動向に注目しているのは確かだ(C)Getty Images

 日本人選手の去就も含め、さまざまな話題が飛び交っている米球界のFA市場。多くの選手の動向がメディアで伝えられている中、千葉ロッテ・佐々木朗希も今月に入り突然、注目を浴びることとなった。12月10日、佐々木が球団に対し、今オフのポスティングによるメジャー移籍を要望したと、日本のメディアが伝えた。

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 このニュースは当然、米国内でも驚きとともに報じられ、佐々木のMLB移籍の可能性などが一斉に論じられることに。しかし、佐々木が現在22歳であり、マイナー契約を結び年俸なども低く設定される「25歳ルール」に抵触し、12月15日までのポスティング申請期限が目前だったこともあり、日米両国メディアでは懐疑的な意見も多く挙がっていた。

 結局、期限までにロッテからポスティングの申請が行われることはなく、佐々木の今オフでの米球界入りの可能性は無くなった。突如として沸き上がり、国内外で憶測ばかりが伝えられた、日本の若きエースを巡る“怪情報”。動きが無いまま落着となった現在、米国内でもその結末をニュースとして報じている。

 スポーツ専門放送局『CBS Sports』は現地時間12月16日、「ロウキ・ササキのMLBタイムラインは謎のまま。日本の天才投手が12月15日の締め切りまでにポスティングされなかった」と銘打ったトピックを配信した。

 タイトル通り、ポスティングの動きが無かったことを伝えており、「今後の去就は謎のままである」と将来のメジャー移籍も不透明であると強調。また、「MLBの現行規定では、ササキは年齢とキャリアが不足のためアマチュアフリーエージェントに分類されることになる」など、現段階での米球界移籍の条件がロッテ球団も含め、不利な内容になると説明している。

 また、米国内の情報をもとにしながら「ササキにはオプトアウト条項のようなものがあり、いつでも好きなときに移籍できると考えられていると報じられた。最近の出来事を考えると、ササキがその権限を持っているのか、あるいはどのような制限がかけられているのかは不明である」と説いており、ロッテとの契約内容にも言及。

 その上で同メディアは、「ササキのMLB入りの正確なスケジュールは、まだ誰にもわからない。もしササキが前述の条項を持っていて、マリーンズが譲歩すれば早ければ来年の冬には移籍できるだろう」と見通している他、「もしササキの契約にその条項がなく、マリーンズ次第ということであれば、ササキは2026年のシーズン終了まで待たなければならないかもしれない」と指摘。

 他にも、23歳で海を渡りエンゼルスと契約を結んだ大谷翔平の例を挙げ、「もちろん、オオタニが証明したように、ササキもいずれそうなる可能性がある。選手の立場からすれば、必ずしも金が主な動機とは限らない」として、25歳未満での米球界行きの可能性もあると綴っている。

 僅か数日間の中で、最後まで真相は見えないままだったものの、一先ずは日本球界“残留”となった佐々木。プロ5年目の来季、真の意味で日本のエースと呼ばれる活躍をみせてくれることを期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]