「SoftBank ウインターカップ2023」全120校の組み合わせ決定!群雄割拠の高校バスケ、各ブロックの見どころ紹介
2023年12⽉23⽇(⼟)〜29⽇(⾦)、東京体育館(東京都渋⾕区)をメイン会場、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)をサブ会場に行われる「SoftBank ウインターカップ2023」(令和5年度 第76回全国⾼等学校バスケットボール選⼿権⼤会)。
高校バスケ冬の風物詩にして、最大の大会であるこの「SoftBankウインターカップ2023」。
11月19日(月)、バスケットLIVEほかで「Japanet Presents ウインターカップ2023組み合わせ発表特別番組」が配信され、同大会に出場する男女各60校全120校の組み合わせが発表された。
左、MC:白戸ゆめの。右、解説:網野友雄
本記事では、同番組の内容をもとに男女ブロックごとの大会組み合わせを紹介。また、優勝候補や各ブロックの見どころ、そして前年優勝校の選手のコメントもあわせて紹介する。
◆男子
男子ではまず、昨年の「SoftBank ウインターカップ2022」王者である開志国際高等学校(新潟)が連覇を目指す。
そして、昨年決勝で敗れリベンジに燃えるのが福岡第一高等学校(福岡)。4年ぶりの優勝を狙う。
また、今年の夏にインターハイを制し山梨県勢初の全国制覇を成し遂げた日本航空高等学校(山梨)、そしてインターハイ準優勝の東山高等学校(京都)にも注目だ。
以下、男子各ブロックの組み合わせ。
シードのインターハイ王者・日本航空(山梨)への挑戦権を目指すこちらのブロック。
広島県立広島皆実高等学校(広島)と駒澤大学附属苫小牧高等学校(北海道)の好カードにも注目。
このブロックでは、5年連続47回出場の古豪・土浦日本大学高等学校(茨城)と、過去最多20回優勝の能代工業の流れをくむ秋田県立能代科学技術高等学校(秋田)という伝統ある強豪校同士の対戦が決まっている。
九州大会2位の延岡学園高等学校(宮崎)と、東海大会2位の美濃加茂高等学校(岐阜)。実力校同士の対戦も1回戦から決まった。
京都精華学園高等学校(京都)と帝京長岡高等学校(新潟)という好カードがあるこちらのブロック。
シードは、言わずと知れた強豪、福岡大学附属大濠高等学校(福岡)。今年の“バスケ王国”福岡県の予選決勝ではライバル・福岡第一をくだし県1位で進んできている。
そしてこちらは、前回覇者・開志国際(新潟)への挑戦権をかけたブロック。
11月19日(月)には「U18日清食品トップリーグ2023(男子)」で初優勝を果たした開志国際。その勢いから目が離せない。
昨年ベスト4、悲願の初優勝を狙う藤枝明誠高等学校(静岡)がかまえるこちらのブロック。
八王子学園八王子高等学校(東京)と北陸高等学校(福井)、全国大会上位経験のある伝統校同士の初戦にも注目だ。
福岡第一と、NBAでプレーする八村塁選手の母校でもある仙台大学附属明成高等学校(宮城)との対戦。大会屈指の初戦好カードが決まった。
そして最後は、東山高校がシードのこちらのブロック。日本代表・富永啓生選手の母校、桜丘学園桜丘高等学校(愛知)にも注目したい。
番組には、前回優勝の開志国際から、昨年は1年生ながら優勝の立役者になった2年生エース・平良宗龍選手と3年生の澤田竜馬選手が登場。
「チームの層を厚くする」という点を強化していることについて自信をもって話すなか、2人は富樫英樹監督についてのエピソードも披露。
日本代表・富樫勇樹選手の父親としても知られる富樫監督。2人によれば、チーム全員が監督のことが「大好き」とのことで、多くの選手がスマートフォンの待ち受け画面を富樫監督の写真にしているそう。
澤田選手自身も待ち受け画面に富樫監督を設定しており、平良選手は「LINEの背景にしている」ということで、強豪校を支えるチーム全体の絆の強さが垣間見られた。
◆女子
女子の注目は、なんといっても京都精華学園高等学校。昨年の「SoftBank ウインターカップ2022」で初優勝し、今年は連覇を目指す。
すでに夏のインターハイを制しており、こちらは2022年・2023年と連覇達成。「U18日清食品トップリーグ2023(女子)」も見事優勝したため、3冠の可能性もみえている状況だ。
そして「打倒・京都精華」を目指すのが、ウインターカップ24回の優勝を誇る桜花学園高等学校(愛知)だ。
4連覇を狙った昨年、まさかの3回戦敗退に喫してしまった桜花学園。“絶対女王”復活を目指し、並々ならぬ思いで大会に挑む。
また、12年ぶりの優勝を目指す強豪・札幌山の手高等学校(北海道)にも注目したい。昨年は準優勝だった同校。平均得点数では京都精華をおさえトップだった攻撃力に期待したい。
以下、女子各ブロックの組み合わせ。
優勝候補・京都精華がシードのこちらのブロック。
注目は日本航空高等学校(北海道)だ。今年の春に創部し、初出場となる同校。全員が1年生というチームの躍動に期待したい。
力のあるチームが集まったこちらのブロック。県立小林高等学校(宮崎)と広島皆実高等学校(広島)の注目カードも。
昨年、桜花学園を破ったダークホース・東海大学付属福岡高等学校(福岡)は、昨年のベスト4越えを目指す。3年連続3回目出場の四日市メリノール学院(三重)との一戦は注目だ。
インターハイベスト4の大阪薫英女学院高等学校がシードに。6年連続36度目の出場となる強豪が初優勝を狙う。
こちらは、札幌山の手高校がシード。どのチームが挑戦権を得るのか。
日本代表選手を輩出した高校が複数並ぶこちらのブロック。注目は、千葉経済大学附属高等学校(千葉)。インターハイはベスト8、2年連続3度目の出場となっている。
沖縄県立石川高等学校は初出場。2018年のウインターカップを制した強豪・岐阜女子高等学校を中心に進んでいくか。
桜花学園は、こちらのシードから“女王復活”を目指していく。
番組には、前回優勝の京都精華から、堀内桜花選手と八木悠香選手(ともに3年生)が登場。
3冠に向け、「インターハイと(日清)トップリーグで優勝して、いい流れできていますが、最後(ウインターカップで)優勝してさらに成長した姿を見せられるようにがんばります」と意気込んでいた。