中国戦後に観客席へ向けて挨拶する日本代表【写真:ロイター】

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決勝で最大17点差のビハインドを日本が追いつく大激闘

 中国・杭州で行われているアジア大会は5日、バスケットボール女子の決勝が行われ、世界ランキング9位の日本は同2位の中国に72-74で敗れ、25年ぶりの金メダルはならなかった。しかし、最大17点差あったビハインドを追いつき、2点差の大激闘の末の銀メダル。勝った中国メディアも両国の死闘を称賛した。

 中国メディア「澎湃新聞」は「王思雨が勝利を決めるシュート! 中国女子バスケが2点差で日本を破り、金メダルを獲得」と報道。決勝で激闘を繰り広げた日本と中国について「決勝まで両チームはいずれもなかなか競争相手と言える相手に巡り合うことができなかった」と力が抜けた存在だったことを指摘した。

 日本については「決勝前に日本が対戦して点差が最も小さかったのは準決勝の韓国で、そこでも日本は81-58の23点差で簡単に勝利を収めた」、中国については「決勝までの5試合を、1試合平均52.4点差で勝ち上がってきた」とし、「日中は今回の大会で唯一、各試合での得点が100点を超えたチームでもあった」と伝えた。

 終わってみれば、アジアの両国におけるレベルの高さが浮き彫りになる試合に。記事でも「日中両チームの実力はすでにアジアを超越し、中国にとっては日本が、日本にとっては中国がアジアのコートで唯一の競争相手となっているということができる」とし、アジア2強を形成していることを強調した。

(THE ANSWER編集部)