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 火曜夜に行われたイスタンブールスポル戦にて、1−0と勝利をおさめ開幕6試合で5勝1分と、首位に立つ順調なシーズンの出だしを切ったガラタサライ・イスタンブールだが、しかしながらこの試合の見どころはその結果だけではなかった。0−0で迎えた前半37分に、ペナルティキックを担当したケレム・アクトゥルコグルはそれを直接蹴ることなく、足裏で左に転がしてそれを、詰めてきたマウロ・イカルティがほぼ無人となったゴールに押し込むだけ・・・、だったもののボールは左に外れるというある意味、見どころ満載のPKシーンとなってしまったのだ。

 往年のサッカーファンであればこのプレーをみるならば、1982年にヨハン・クライフとイェスパー・オルセンがアヤックスで見せたPKシーンを思い起こすことだろう。また2016年にはリオネル・メッシとルイス・スアレスが、FCバルセロナにて同様のゴールを決めた。ただ彼ら先駆者とガラタサライの2人との最大の違いは、それを決めることができなかったということである。ただしイカルディはその5分後、それよりも遥かに難しい状況から、奇しくもそのPKを外した場所とほぼ同じところからゴールネットを揺らして見せており、最終的にこれが決勝点となり、ガラタサライはトルコ1部首位浮上を果たした。

 ブルク監督は「貴重な勝ち点3」に喜びをみせつつ、PKの場面については「昨季にも彼らはやりたがっていたんだよ」と明かしており、結果的には失敗に終わったものの、当然ながら成功に終わった可能性も十分にあるため「彼らの考えを十分に尊重している」こと、そして決して相手を見下したプレーでは決してないことも併せて強調している。「実際にこれまでにも、同様にプレーは過去にあったわけだしね」

Mauro Icardi with an extraordinary miss from a penalty routine pic.twitter.com/gEc4avhz6u

- SPORTbible (@sportbible) September 26, 2023