”ファンデーション使っていない”のマウントも? ノーファンデメイク、「手抜きではない」メイクのポイントを解説
ファンデーションを使わずに仕上げる「ノーファンデメイク」。素肌感を活かしたメイクで、肌に負担をかけず、自然な美しさを引き出すのが魅力です。しかし、メイク崩れが起こりやすかったり、リップだけが浮いてしまったり、注意すべきポイントもあります。素肌に近い自然なツヤ肌を作り出すために、どのようなこと押さえておけばいいのでしょうか? 今回は、ノーファンデメイクの正しい方法をメイクアップアーティストのYuki(@yuki_makelesson)さんに聞きました。
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■ノーファンデ女子がなぜ増えている?
在宅の時間が増え、外に出る時はマスクをする生活となり、昨今はファンデーションを塗るという概念自体が薄まりつつあります。コロナをきっかけに、ベースメイクを下地、コンシーラー、パウダーのみで終わらせる考え方が一気に広まりました。
最近では「ノーファンデメイク」という言葉も定着し、ノーファンデだと告白すると、人によっては「ファンデーションをつけなくてもよい肌」「よっぽど肌に自信があるのね」と自慢としてとらえられることも。実際SNSには自撮りとともに「ノーファンデです!」と自分の肌ツヤをアピールした投稿があり、それらを見るたびに「自分はファンデーションを使わないと無理だし…」と落ち込む人もいるのではないでしょうか。
【ノーファンデメイクをすることによる効果】
・肌への負担を減らす
・化粧崩れを気にしないで過ごせる
・メイク時間を短縮できる
・素肌に自信を持てる
・若々しく見せられる
どれも自分の肌で叶えられたらと思う理想ですが、自分の肌に自信を持つということには大きなハードルが。メイクアップアーティストのYukiさんは「肌悩みがある人、隠したいものがある人こそ、ノーファンデメイクに挑戦してみてほしい」と解説します。
「ファンデーションは肌を綺麗に見せてくれるもの。でも悩みをカバーしたいからと、ファンデーションを全顔に均一厚塗りすると、顔が大きく見えてしまったり、老けて見えてしまうこともあります。肌悩みに合わせた下地やコンシーラーを使うことで、ファンデーションより少量でカバーができ、ナチュラルなベースメイクに仕上がります」
■ノーファンデメイクを成功させるポイント
・スキンケアをしっかりする
ノーファンデメイクでは、素肌の状態がそのまま見えるので、スキンケアは欠かせません。洗顔後は化粧水や美容液、乳液などで肌にうるおいと栄養を与えてください。また、角質ケアやパックなども定期的に行ってください。
・紫外線対策をする
ノーファンデメイクでは、紫外線から肌を守るために日焼け止めや化粧下地は必須です。UVカット効果のあるものを選んでください。また、日中はこまめに塗り直すことも忘れずに行ってください。「UVは、2〜3時間おきに塗り直すのがベスト」とYukiさん。「ノーファンデと言ってもメイクをした上から塗り直すのはなかなか難しいため、ティッシュで余分な皮脂や油分を拭き取ったあとに、メイクの上から可能なスプレータイプやパウダーを使用するのがおすすめです」。
・化粧下地やパウダーで肌色を整える
ノーファンデメイクでは、化粧下地やパウダーで肌色を整えることが重要です。化粧下地はトーンアップ効果やカバー力のあるものを選んでください。肌悩みが多い場合は、下地を2〜3種類使用しレイヤードすることで、綺麗な素肌感を演出できます。パウダーはテカリやすく崩れやすいTゾーンや小鼻まわりを中心に全体的にのせます。ブラシを使うことでよりツヤ肌に仕上がります。
・リップやアイシャドウなどのカラーメイクを調整する
ノーファンデメイクでは、リップやアイシャドウなどのカラーメイクが浮いてしまわないようにすることが大切です。カラーメイクは、肌色やなりたいメイクの雰囲気に合わせて選んでください。以下のようなポイントを参考にしてください。
●リップは肌色に近いピンクやベージュなどのナチュラルな色を選ぶか少し濃い色なら唇のふちを指でぼかすと馴染みやすい
●アイシャドウはブラウンやベージュなどの肌なじみの良い色を選ぶ
●チークは肌に血色を与える程度に薄くつける
●マスカラやアイライナーはブラックよりもブラウンの方が自然に見える
これらのポイントを押さえることで、ノーファンデメイクでもカラーメイクが浮かずに馴染みます。
■化粧下地、コンシーラー、パウダーの選び方
【化粧下地】
ノーファンデメイクでは、化粧下地が重要な役割を果たします。化粧下地は、肌色を整えたり、紫外線から肌を守ったり、メイクの持ちを良くしたりします。しかし、化粧下地も種類や効果がさまざまです。自分の肌の状態や目的に合わせて選ぶ必要があります。CCクリームやBBクリームはよりカバー力や補正効果の高いアイテムが多いです。
・肌色がくすんでいる場合は、トーンアップ効果のある化粧下地を選ぶ
・肌色が赤みや黄みがかっている場合は、カラーコントロール効果のある化粧下地を選ぶ
・毛穴やシミなどの肌悩みがある場合は、カバー力のある化粧下地を選ぶ
・乾燥肌や敏感肌の場合は、保湿力や低刺激性のある化粧下地を選ぶ
【コンシーラー】
シミ、くすみ、赤みを本格的に隠すのはコンシーラーです。ノーファンデメイクは素肌感を出すことがポイントになるので、リキッドタイプのコンシーラーを選ぶのがおすすめ。Yukiさんはさらに、選び方のポイントをこのように解説します。
・クマや肝斑などの色味補正にはオレンジを選ぶ
・ニキビや小鼻の赤みにはベージュを選ぶ
・立体感や明るくしたいところには肌色よりワントーン明るいベージュを選ぶ
【パウダー】
フェイスパウダーは、化粧崩れしやすい部分を中心にのせ、眉やまつ毛の生え際まで丁寧にのせることで、ポイントメイクの崩れも防ぐことができます。様々なタイプがありますが、ルース状のフェイスパウダーを使うのがおすすめです。UV効果のあるものだと紫外線からも守ってくれます。
ノーファンデメイクは、肌に優しくて自然な美しさを引き出すメイクです。しかし、紫外線対策や肌色の整え方、カラーメイクの調整などに注意する必要があります。特に、リップだけが浮いてしまわないようにするには、肌色に近いナチュラルな色を選ぶことが大切。「ノーファンデメイクは、けして”手抜きメイク”というわけではありません」とYukiさん。「ファンデーションがない分、下地やコンシーラーで丁寧に仕込むことこそ最大のポイントです」。
監修者/メイクアップアーティスト Yuki
自身の骨格フェチを武器に、現在フリーのメイクアップアーティストとして『自分の美しさや魅力に気付くメイクレッスン』を開催中。
【資格】顔タイプメイクアドバイザー(R)/イメージコントロールメイクアドバイザー/顔タイプアドバイザー1級(R)/ラピス認定16タイプパーソナルカラーアナリスト(R)/スキンケアマイスター/コスメマイスター
■ノーファンデ女子がなぜ増えている?
在宅の時間が増え、外に出る時はマスクをする生活となり、昨今はファンデーションを塗るという概念自体が薄まりつつあります。コロナをきっかけに、ベースメイクを下地、コンシーラー、パウダーのみで終わらせる考え方が一気に広まりました。
最近では「ノーファンデメイク」という言葉も定着し、ノーファンデだと告白すると、人によっては「ファンデーションをつけなくてもよい肌」「よっぽど肌に自信があるのね」と自慢としてとらえられることも。実際SNSには自撮りとともに「ノーファンデです!」と自分の肌ツヤをアピールした投稿があり、それらを見るたびに「自分はファンデーションを使わないと無理だし…」と落ち込む人もいるのではないでしょうか。
【ノーファンデメイクをすることによる効果】
・肌への負担を減らす
・化粧崩れを気にしないで過ごせる
・メイク時間を短縮できる
・素肌に自信を持てる
・若々しく見せられる
どれも自分の肌で叶えられたらと思う理想ですが、自分の肌に自信を持つということには大きなハードルが。メイクアップアーティストのYukiさんは「肌悩みがある人、隠したいものがある人こそ、ノーファンデメイクに挑戦してみてほしい」と解説します。
「ファンデーションは肌を綺麗に見せてくれるもの。でも悩みをカバーしたいからと、ファンデーションを全顔に均一厚塗りすると、顔が大きく見えてしまったり、老けて見えてしまうこともあります。肌悩みに合わせた下地やコンシーラーを使うことで、ファンデーションより少量でカバーができ、ナチュラルなベースメイクに仕上がります」
■ノーファンデメイクを成功させるポイント
・スキンケアをしっかりする
ノーファンデメイクでは、素肌の状態がそのまま見えるので、スキンケアは欠かせません。洗顔後は化粧水や美容液、乳液などで肌にうるおいと栄養を与えてください。また、角質ケアやパックなども定期的に行ってください。
・紫外線対策をする
ノーファンデメイクでは、紫外線から肌を守るために日焼け止めや化粧下地は必須です。UVカット効果のあるものを選んでください。また、日中はこまめに塗り直すことも忘れずに行ってください。「UVは、2〜3時間おきに塗り直すのがベスト」とYukiさん。「ノーファンデと言ってもメイクをした上から塗り直すのはなかなか難しいため、ティッシュで余分な皮脂や油分を拭き取ったあとに、メイクの上から可能なスプレータイプやパウダーを使用するのがおすすめです」。
・化粧下地やパウダーで肌色を整える
ノーファンデメイクでは、化粧下地やパウダーで肌色を整えることが重要です。化粧下地はトーンアップ効果やカバー力のあるものを選んでください。肌悩みが多い場合は、下地を2〜3種類使用しレイヤードすることで、綺麗な素肌感を演出できます。パウダーはテカリやすく崩れやすいTゾーンや小鼻まわりを中心に全体的にのせます。ブラシを使うことでよりツヤ肌に仕上がります。
・リップやアイシャドウなどのカラーメイクを調整する
ノーファンデメイクでは、リップやアイシャドウなどのカラーメイクが浮いてしまわないようにすることが大切です。カラーメイクは、肌色やなりたいメイクの雰囲気に合わせて選んでください。以下のようなポイントを参考にしてください。
●リップは肌色に近いピンクやベージュなどのナチュラルな色を選ぶか少し濃い色なら唇のふちを指でぼかすと馴染みやすい
●アイシャドウはブラウンやベージュなどの肌なじみの良い色を選ぶ
●チークは肌に血色を与える程度に薄くつける
●マスカラやアイライナーはブラックよりもブラウンの方が自然に見える
これらのポイントを押さえることで、ノーファンデメイクでもカラーメイクが浮かずに馴染みます。
■化粧下地、コンシーラー、パウダーの選び方
【化粧下地】
ノーファンデメイクでは、化粧下地が重要な役割を果たします。化粧下地は、肌色を整えたり、紫外線から肌を守ったり、メイクの持ちを良くしたりします。しかし、化粧下地も種類や効果がさまざまです。自分の肌の状態や目的に合わせて選ぶ必要があります。CCクリームやBBクリームはよりカバー力や補正効果の高いアイテムが多いです。
・肌色がくすんでいる場合は、トーンアップ効果のある化粧下地を選ぶ
・肌色が赤みや黄みがかっている場合は、カラーコントロール効果のある化粧下地を選ぶ
・毛穴やシミなどの肌悩みがある場合は、カバー力のある化粧下地を選ぶ
・乾燥肌や敏感肌の場合は、保湿力や低刺激性のある化粧下地を選ぶ
【コンシーラー】
シミ、くすみ、赤みを本格的に隠すのはコンシーラーです。ノーファンデメイクは素肌感を出すことがポイントになるので、リキッドタイプのコンシーラーを選ぶのがおすすめ。Yukiさんはさらに、選び方のポイントをこのように解説します。
・クマや肝斑などの色味補正にはオレンジを選ぶ
・ニキビや小鼻の赤みにはベージュを選ぶ
・立体感や明るくしたいところには肌色よりワントーン明るいベージュを選ぶ
【パウダー】
フェイスパウダーは、化粧崩れしやすい部分を中心にのせ、眉やまつ毛の生え際まで丁寧にのせることで、ポイントメイクの崩れも防ぐことができます。様々なタイプがありますが、ルース状のフェイスパウダーを使うのがおすすめです。UV効果のあるものだと紫外線からも守ってくれます。
ノーファンデメイクは、肌に優しくて自然な美しさを引き出すメイクです。しかし、紫外線対策や肌色の整え方、カラーメイクの調整などに注意する必要があります。特に、リップだけが浮いてしまわないようにするには、肌色に近いナチュラルな色を選ぶことが大切。「ノーファンデメイクは、けして”手抜きメイク”というわけではありません」とYukiさん。「ファンデーションがない分、下地やコンシーラーで丁寧に仕込むことこそ最大のポイントです」。
監修者/メイクアップアーティスト Yuki
自身の骨格フェチを武器に、現在フリーのメイクアップアーティストとして『自分の美しさや魅力に気付くメイクレッスン』を開催中。
【資格】顔タイプメイクアドバイザー(R)/イメージコントロールメイクアドバイザー/顔タイプアドバイザー1級(R)/ラピス認定16タイプパーソナルカラーアナリスト(R)/スキンケアマイスター/コスメマイスター