イーロン・マスク氏による買収以降、Twitterのサービス継続に不安を覚えるユーザーたちが他のSNSへの移行を検討する動きが加速しています。分散型SNSの「Bluesky」はTwitterに似た外観や操作感を備えていることから乗り換え先の有力候補として注目されているのですが、Twitterで1日に閲覧可能なツイート数の制限が設けられたのとほぼ同時に「記録的な通信量の増加」を理由に新規ユーザー登録が一時停止されました。

Bluesky

https://bsky.app/

Blueskyは2021年にTwitter社内プロジェクトから独立した「Bluesky PBLLC」によって開発されているSNSで、Twitterに似た外観や操作感を備えている他、無料で「アカウントが本物であることを証明する機能」を使えるなど、魅力的な機能を多数備えています。そんなBlueskyはTwitterからの乗り換え先候補として世界中で注目されており、GIGAZINEでも2023年4月にTwitterのアイコンが柴犬に変更された際や2023年7月にツイート閲覧数制限が設けられた際などTwitterの行く末への不安が高まる度に「iOS版アプリの配信開始を報じた記事」や「Blueskyのアカウント作成手順をまとめた記事」のアクセス数爆増が確認されていました。

Blueskyが一体どんなSNSなのかは、以下のレビュー記事を読むと一発で分かります。

「Bluesky」のアカウント作成手順&実際に使ってみるとこんな感じレビュー、Twitterに激似なので乗り換え・引っ越し先としてかなりアリ - GIGAZINE



Blueskyは着実にユーザー数を増やしていたのですが、2023年7月2日にTwitterに「ツイート閲覧数制限」が設けられた際にはBluesky運営チームが「記録的な通信量の増加によってシステムのパフォーマンスが低下しています。アプリの動作が遅くなる場合があります」と投稿して通信量の爆増を報告していました。



さらに、通信量爆増報告から約3時間後には「Blueskyの新規ユーザー登録を一時的に停止します。招待コードが機能するようになったら通知します」と投稿し、ユーザー登録の一時停止を宣言しました。



記事作成時点では、Bluesky新規ユーザー登録を実行しようとしても「アカウント作成は一時的に無効化されています。後で再度試してください」と表示され、アカウントを作成できなくなっています。



Blueskyのサーバー稼働状況を確認すると、2023年7月1日にパフォーマンスが低下したものの、すでにサーバー関連の問題は解決していることが分かります。このため、新規ユーザー登録機能も近いうちに復活すると考えられます。



また、既存アカウントからは記事作成時点でも問題なく投稿を閲覧できます。



なお、Blueskyは記事作成時点では招待制を採用しており、新規ユーザー登録には招待コードが必須です。招待コードは既存ユーザー向けに定期的に配布されている他、ウェイトリストの登録者にも配布されています。

Blueskyへの登録手順は以下の通り。まず、以下のリンク先にアクセスします。

Home - Bluesky

https://bsky.app/

以下の画面が表示されたら「Join the waitlist」をクリック。



続いてメールアドレスを入力して「Join Waitlist」をクリックすれば登録完了です。