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 ボルシア・メンヒェングラードバッハのマーカス・テュラムがフリートランスファーにて、インテル・ミラノに移籍することが正式に発表された。契約期間は5年。最近ではライプツィヒやパリ・サンジェルマンに断りを入れ、またインテルのライバルであるACミランからの関心も寄せられていたとされる25歳のアタッカーは、今回の移籍に際して数千万ユーロ規模の年俸に加えてハンドマネーを要求していたといわれているところ。

 これにより2019年夏にEAギャンガンから加入し、それ以降はブンデス通算111試合に出場して34得点をマーク。昨季だけで30試合に出場し13得点を挙げ、フランス代表にも飛躍を遂げたグラードバッハ時代に幕が下ろされた。ただそこでタイトル獲得を果たせなかったリリアン・テュラム氏の息子は、これからエディン・ジェコが退団したオフェンスの穴埋めを果たし、タイトル獲得を目指していくことになる。

インテル、ベラノバとスクリニアル退団。オナナも?

 昨季にカリアリからレンタルでインテルに加入し活躍をみせていたラウル・ベラノバだが、買取オプションは見送られこのたびFCトリノに加入することが明らかとなった。23歳の右サイドバックは昨季インテルえ22試合に出場、テクニックとクロスに長けている。また6年間インテルに在籍したミラン・スクリニアルも退団。28歳のDFについてはパリ・サンジェルマンへの移籍が来週にも発表の見込み。また2022年に加入したばかりのアンドレ・オナナについては、ダヴィド・デ・ヘアの去就が不透明なマンチェスター・ユナイテッドからの関心が報じられ、移籍金額は6000万ユーロともいわれる。

クアディオ・コネが膝を負傷

 その一方でフランス代表からグラードバッハに更なる残念な知らせが届いた。U21欧州選手権に参加していたクアディオ・コネが、スイス代表戦にてダン・ドイェと衝突した際に、膝の捻挫と膝頭の外傷を負ったという。その後、右膝に厚い包帯を巻き、松葉杖でスタジアムを後にした同選手の離脱期間など、まだ詳細については明かされていない。

 ただいずれにせよ大会からは離脱を余儀なくされた。特に最近では、パリ・サンジェルマン、FCリバプール、マンチェスター・ユナイテッド、FCチェルシーなどがこのMFの獲得に乗り出しているといわれ、その移籍金額は相当なものに上ると予想されることからも、今回の負傷はグラードバッハのこの夏の動きにも大きく影響を与えるかもしれない。

若手ノースがレンタル移籍

 コナー・ノースがボルシア・メンヒェングラッドバッハを離れ、オーストリアへと武者修行に出ることが明らかとなった。この22歳のMFは来週からグラーツァーAKでトライアルトレーニングを受けるとのこと。なおノースとの契約は2024年まで。

"New Brothers" arriverà presto nei migliori stadi d'Italia ed Europa.
Episodio 01: Panther Instinct
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- Inter (@Inter) July 1, 2023