記事の見出しや本文、翻訳など、コンテンツ作成で手助けして欲しい部分をAIがサポートしてくれる「Jetpack AIアシスタント」の導入を、WordPress.comが発表しました。

Meet Your New Creative Writing Partner - The Jetpack AI Assistant

https://jetpack.com/blog/introducing-jetpack-ai-assistant/



Introducing Jetpack AI Assistant in WordPress.com - WordPress.com News

https://wordpress.com/blog/2023/06/06/introducing-jetpack-ai-assistant/

Automattic launches an AI writing assistant for WordPress | TechCrunch

https://techcrunch.com/2023/06/07/automattic-launches-an-ai-writing-assistant-for-wordpress/

Jetpack AIアシスタントはWordPress.com、および公式プラグイン・Jetpackを導入しているすべてのサイトで利用可能です。

たとえば、新規ページにコンテンツを追加したいとき。



「+」アイコンをクリックすると、メニュー内に「AI Assistant(Experimenal)」という項目が加わっています。



選択すると、AIにやって欲しいことを入力するボックスが表示されます。



実際に、「Tokyo's Must-Visit Destinations(東京で必見の観光地)」という記事を作成し、その中身を作りたいというときに、「Write a list of Tokyo's must-visit destinations, and give me a table with exchange rated from JPY to USD and Euro(東京で訪れるべき観光地をリスト化して、あと日本円からアメリカドル・ユーロへの換金レートをテーブルでちょうだい)」と指示。



すると、AIが浅草寺、築地市場、渋谷スクランブル交差点、明治神宮……と候補地とその理由を列挙してくれます。しかも、単に列挙するだけではなく、そのままコンテンツとして掲載できる形です。



作りたいコンテンツは私的な内容とは限らず、ある程度フォーマルなものを作りたいこともあります。そんなときはAIに文章のトーンを整えてもらうことができます。



コンテンツが長文になったときには、冒頭部分に内容を端的にまとめた要約をつけたいもの。この要約作成作業もAIに任せることができます。



また、作成したコンテンツはワンクリックで他言語に変換可能。対応している言語はスペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、日本語、アラビア語、ヒンディー語、韓国語です。



なお、Jetpack アシスタントAIはWordPressのエディターに組み込まれるので、利用時に特別な登録などは不要。公式サイトでは「+」アイコンをクリックしてアシスタントAIを呼び出す手順が用いられていますが、「/ai」とタイプすることでも呼び出し可能です。



日本語での文章生成にも対応していました。



当然、日本語コンテンツからの翻訳もOK。



英訳してもらうとこんな感じになりました。



Jetpack AIアシスタントは20リクエストまで無料で試用可能。本格的に使いたい場合は月額1250円となっています。

Jetpack AI Assistant - Jetpack

https://jetpack.com/ai/



なお、AIの中身について公式の情報はありませんが、ニュースサイトのThe VergeはChatGPTを用いている可能性が大だと推測しています。

WordPress has a new AI tool that will write blog posts for you - The Verge

https://www.theverge.com/2023/6/7/23752261/wordpress-automattic-generative-ai-writing-tool-plug-in-jetpack