【海外発!Breaking News】約100年前に貸し出された本がようやく戻る 図書館長も「これまでで最も遅い返却」(米)
ペリーさんはかつて、南大西洋に浮かぶイギリス領の火山島、セントヘレナ島に妻のサンドラさん(Sandra)と住んでいた。サンドラさんが2015年に亡くなると、約2年後にペリーさんはナパ郡に引っ越したが、その際に家族代々受け継がれてきた古い本も一緒に持ってきたという。
今年の5月、ペリーさんは「子供たちに昔の物の山を残したくない」との思いから、家の片づけを行うことにした。散らかり放題だった本を棚に整理していると、ボロボロになった図書館の本があることに気づいた。だがペリーさんは、それが特別な本だとは思わなかったそうで、特に何も考えずに返却した。
本の著者は歴史家のベンソン・ロッシング氏(Benson Lossing)で、ペリーさんの妻サンドラさんの祖父であるジョン・マコーミックさん(John McCormick)が借りたものだった。ペリーさんによれば、マコーミックさんは幼い2人の娘にアメリカの歴史を教えるためにこの本を借りたかもしれないという。
ペリーさんから本を受け取った図書館職員によると、彼は返却の際、名前や連絡先も書かずに出て行ってしまったそうだ。そして職員は、この本を図書館長のクリス・クライデンさん(Chris Kreiden)の机の上に置いた。
クライデンさんが本の状態を確認すると、ページの端が茶色に変色しており、擦り減っていたという。また革のような装丁もところどころ欠けており、バラバラになっていた。本の最後のページを開いたところ、返却期限を示す黒いスタンプが押されており、裏表紙に貼られた封筒には「2週間の貸出可能」と書かれていた。延滞料は一日あたり5セントだった。
