Aston Martin

写真拡大

アストンマーティン・ラゴンダ社は次世代スポーツカーの第一弾として、アストンマーティンDB12を発表した。2023年はアストンマーティン創立110周年とDBモデル誕生75周年という二つの大きな節目の年であり、その意味でもブランドとして重要な位置付けにおけるモデル発表ということになる。

【画像】「世界初のスーパーツアラー」と謳うアストンマーティンDB12のインテリアや外観のディテール(写真46点)

アストンマーティンの次世代スポーツカーを先導するモデルとして掲げられたコンセプトは「ハイパフォーマンス」と「ウルトラ・ラグジュアリー」。これは驚異的なパフォーマンスとダイナミクス、高度なテクノロジーを持ち、一方で長年にわたって築いてきた気品溢れるスタイルとクラフトマンシップの融合を意味するものだ。

エクステリア・デザインは基本的に先代DB11を踏襲したものであり、そのボディサイズは全長4,725mmx全幅2,060mmx全高1,295mm、ホイールベース2,805mmとなっている。トレッドはDB11に比べてフロントが6mm、リアが22mm拡大。フロントマスクはラジエーター開口部も大きく拡大され、スプリッターとともに形状そのものが見直されている。

足回りでは21インチの鍛造アロイホイーとミシュラン Pilot Sport 5s タイヤを標準装備。搭載されるクラス最高レベルの680PS/800Nmを発揮する4.0リッターV8ツインターボエンジンの圧倒的なパフォーマンスを支えるために、スリットとドリル加工を施した鋳鉄製400mm径フロントディスクと360mm径リアディスクが標準装備される。

技術的なハイライトは、新しく採用されたインテリジェント・アダプティブダンパーとエレクトロニック・リア・ディファレンシャル(E-diff)。最高速度は325km/h、0-60mph(約0-96km/h)加速は3.5秒と発表されている。

最先端のアストンマーティン・インフォテインメント・システムは、ドライバーポジションを中心としたコックピットに焦点を当ててデザインされており、最新のテクノロジー、そして卓越したクラフトマンシップと素材が組み合わされることになる。

デリバリー開始は2023年第3四半期から。日本国内での価格は2990万円とされている。