ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)は5月23日、HPE Ezmeral Softwareの刷新を発表した。同プラットフォームは、企業が所有するすべてのデータを活用して、規模に応じた分析を容易に展開できるよう設計された、ハイブリッドマルチクラウド環境向けのSaaS。

新プラットフォームでは、HPE GreenLakeのEdge-to-Cloud間のデータ蓄積および分析機能を拡張し、機械学習(ML)や人工知能(AI)プロジェクトも包括したデータ基盤や分析基盤を提供する。

ユーザーインタフェースも刷新されており、さまざまなデータソースとの接続やオープンソースツールのサポート拡大、プラットフォームとそのツール間の相互運用性、一貫したクラウド操作体験を提供する。

また、HPE Ezmeral Data Fabricでは、ハイブリッドクラウドやマルチクラウドに置かれているデータを単一のデータとして一括表示し、グローバルデータに容易にアクセス・分析を行い、ガバナンスを図ることが可能になった。

加えて、Ezmeral Data FabricとEzmeral Unified Analyticsでは、組織全体のデータを高度な分析とAI/MLプロジェクトにすぐに活用することが可能になり、意思決定の改善や新たなビジネスの開拓を実現する。

HPE Ezmeral Data FabricおよびHPE Ezmeral Unified Analyticsは、あらゆるインフラやパブリッククラウド上で動作するSaaSとして2023年下半期に提供開始予定。