平安S出走予定のメイショウフンジン(撮影:高橋正和)

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 イレギュラーだった2020~22年のシリウスSを除けば、唯一1900mの距離で行われるJRAのダート重賞。勝ち馬にはテーオーケインズ、オメガパフューム、チュウワウィザードなどGI馬の名前も多く、帝王賞やそれ以降のGI戦線へ向けて重要性は高い。

1.距離延長組はやや苦戦

 京都の1900mで行われていた2013~20年の8回で、前走から距離短縮で挑んだ馬は勝率13.8%なのに対し、距離延長組は勝率4.5%。複勝率でも、距離短縮組は27.6%なのに対し、距離延長組は18.0%。距離延長組はやや苦戦傾向にある。

2.馬格のある馬が優勢

 京都の1900mで行われていた2013~20年の8回で、520kgを超える大型馬が4勝。最軽量は20年オメガパフュームの460kgで他はすべて480kgオーバーだった。一般的に、ダートの中距離ではパワーのある大型馬が優勢であるケースが多いが、このレースも例外ではない。

3.勝ち切るのは先行馬

 京都の1900mで行われていた2013~20年の8回で、4角3番手以内の馬が6勝。2・3着には差し追い込みもしばしば決まっていたが、勝ち切るのは先行馬が多かった。

 メイショウフンジンは先行力と粘り腰が魅力の馬で、今年に入ってからはオープンを2勝、ダイオライト記念で3着と一皮むけた走りを続けている。初の京都がどうかだが、距離短縮はプラスと見て勝ち負けに期待する。