前走の阪神JFが好内容の2着だったサブライムアンセム(ユーザー提供:あすりさん)

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 ヴィクトリアマイル(4歳上牝・GI・芝1600m)で厩舎別最多の3勝を挙げる藤原英昭厩舎が、サブライムアンセム(牝4)とルージュスティリア(牝4)で4勝目を狙う。

 藤原厩舎はこれまでヴィクトリアマイルに延べ13頭を送り込み、08年のエイジアンウインズ、15&16年のストレイトガールで3勝を挙げている。また、07年にはデアリングハート、14年にはストレイトガールが3着。驚くべきは馬券に絡んだ延べ5頭がいずれも5番人気以下だったこと。幾多のGIを制している名門だが、とりわけ相性がいいレースと言える。

 今年の2頭は、08年エイジアンウインズや16年ストレイトガールと同じく、阪神牝馬Sからの臨戦となる。サブライムアンセムは行きたがる面と出遅れ癖が大きなネック。ただ、前走では最内枠から前を壁にして折り合い、直線でも脚を伸ばして2着に食い込んだ。今回も内枠を引ければチャンスがあるだろう。

 一方のルージュスティリアは前走で1番人気に支持されながら6着。ただ、馬群の中で終始厳しいレースを強いられたので、決して力負けではない。この一戦で見限るのは早計だ。

 穴党ならずとも注目の藤原英昭厩舎の2頭。仮に揃って馬券圏内なら、高配当となることは間違いない。