©︎imago images/Picture Point LE

 プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーとフォーミュラワン(F1)が15年間に及ぶ戦略的パートナーシップを締結。サッカークラブとレーシング業界との協力の一環として、スパーズのスタジアム内に、正確には南スタンドの下に英国最長の屋内カート場が設置される予定。早ければ今秋にもオープンするという。さらに持続可能性(サステナビリティ)と環境問題というテーマでの協力も検討中であることも併せて発表がなされた。

 なお今回の提携の目的は「次世代のモータースポーツの才能」の発掘、そしてそれをさらに促進していくことにあると、共同声明の中では謳われており、将来的には選手権の開催も視野に入れているとのこと。地元の若者たちがモータースポーツに興味をもち、また学校向けの教育活動を共同で提供していくことで、エンジニアリングやソフトウェア開発などの分野でのキャリア機会もアピールしていく考えだという。

 フォーミュラ・ワンのステファノ・ドメニカリ会長は、「フォーミュラ・ワンが成長を続ける中、トッテナム・ホットスパーのような世界的に有名なブランドと提携することで、より多様で新しい観客にフォーミュラ・ワン、ひいてはモータースポーツを届けることが可能となるとかんがえている」と期待。おそらくトッテナム側からみれば、その逆も然りといったところだろう。

Tottenham Hotspur is delighted to announce a 15-year strategic partnership with @F1 that will bring a brand-new motorsport experience to London.

The world’s first in-stadium karting facility and London’s longest indoor electric go kart track will open in Autumn 2023.

- Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) February 28, 2023