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 もう間も無くして2023年度最初の代表選期間を迎えることになる、ドイツ代表。W杯での屈辱の2大会連続GL敗退、そして来年に控える自国開催のユーロを睨んでの新たな船出を意味するものだが、ハンジ・フリック監督にはすでに明確な構想が描かれているようだ。今回新たに初招集を受ける選手の可能性について問われると、「そこには何人かは含まれることにはなるだろうね」とケルンでのイベントの席にてコメント。「若手選手を目にするのも興味深いことだ」と言葉を続けた。

 ドイツ代表は3月25日にマインツにてペルー代表と、そしてケルンではベルギー代表とのテストマッチを行うところであり、「自分たちの実力をみせていきたい」とフリック代表監督はコメント。「自分たちのもつ力、パフォーマンスを発揮していくことが重要なのだ。気迫あふれる戦いで、応援してくれるファンの皆さんの期待に応えていきたい。その意識をチームとしてもつことが重要となっていくる。それに共感できるのであれば、ぜひともユーロ2024に向けた旅に参加してもらいたい」と語っている。

 そのための優先課題としてフリック監督は、特に守備面での改善を目指していきたいと考えており、「明らかにそこは改善すべき点となるよ」と強調。「ワールドカップを見た場合、最も成功をおさめているチームというのは、もっとも失点が少なかったチームでもある。我々は対戦相手に普段以上に効率的なプレーをさせてしまい、それが敗退の要因となった。断固たる意思をもった守備を心がけなくてはならないよ」と述べている。なお長期離脱となったノイアーの代役には、先日のインタビューで後継として意気込みをみせたマーク=アンドレ・テル=シュテーゲンが務めることになるだろう。

 また今回の試合はドイツ時間の夜8時45分からキックオフとなるのだが、「私の孫がクラスメートから、「なんでいつもこんなに遅い時間にするの?」とよく聞かれるのだそうだ。このことはこれまでにも、何度もテーマとして取り上げられているが、なかなか同意を得られるんは至っていない。どうにか解決策をみつけるべきだと思う。全部の試合とまではいかずとも、家族みんなで観戦できる試合をせめて時折は行うべきではないか」との考えも示している。