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 年明けから2連敗で最下位にとどまり続けていた、FCシャルケ04。しかしながら後半戦に入ってからはここまで5試合連続で無敗。前節のウニオン・ベルリン戦ではスカルケと上月壮一郎の両ウィングを欠きながらも、首位争いを展開するクラブを相手に4試合連続0−0というブンデスリーガ記録を樹立。そして下位直接対決VfBシュトゥットガルト戦では、後半戦で初めて失点を喫したものの、上記2選手の代役を務めたドレクスラーとビュルターがゴール。遂に勝ち点3をおさめ、残留争いはさらに混沌化の様相を呈してきた。加えてこの日は両サイドバックでも対応を余儀なくされており、右ではブルナーの代わりにアイディン、左ではウロネンとアウエヤンが出場できなかったことから、起用されたマトリチャーニが先制点に絡む活躍をみせている。

 このように確かにライス監督は選手離脱の穴埋めにうまく対応をみせているとはいえ、それでも人事面が緊迫している状況ということに変わりはない。風邪で練習を欠席したジモン・テロッデ、そして鼻骨骨折を抱えたセドリック・ブルナーについても保護マスクの調整で練習参加を見合わせたが、大きな不安を抱く必要はないだろう。上月壮一郎については足の靭帯損傷から回復傾向にあり、土曜日の試合では復活の可能性は高いものの先発までは期待できそうもない。足の打撲を抱えるティム・スカルケはもとより、内転筋に問題を抱えるトーマス・アウエヤンも欠場の可能性がある上、イェレ・ウロネンについてはアザモア有資格部門担当は「日毎に見ていかなくてはいけない」と慎重な姿勢を見せた。