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 トルコ王者トラブゾンスポルは、これからホームで迎えるヨーロッパ・カンファレンス・リーグ、FCバーゼル戦での収益を大地震の被災者に寄付することを発表した。これを救援物資へと活用することが目的となっており、アガオグル会長は「この試合はサッカーが単なるスポーツではないことを示す重要な機会である」と述べている。「我々全員、母国に対する責任を負っているのだ」

 さらに試合に観戦に訪れる人々には玩具の持参も呼びかけており、被災した子どもたちに贈られるという。「精神的に、誰一人としてまともな状態などではいられない。我々が目にし、経験したことは、そう簡単に克服できるようなものではないのだ」と同会長は言葉を続けている。

 またバーゼルのフォーゲル暫定監督もトルコ遠征を前に衝撃を受け、「いま大事なことは全く別のことだよ」と強調。月曜日にトルコとシリアの国境地帯では、マグニチュード7.8の地震が発生し多数の死者が出る事態に。いまはまだトルコのスポーツイベントはしばらく中断という緊急事態の最中にあり、そのため相手チームとして「現地でこれほどの苦境を目の当たりにしては」、戦いに臨む側としての複雑な心境もあることを明かした。

Değerli Trabzonsporlular;

Depremden etkilenen kardeşlerimize destek olmak amacıyla sadece Basel maçına mahsus kombinelerimizi bir kenara bırakıyor ve bilet alıyoruz.

Elde edilecek geliri de AFAD kanalıyla deprem bölgesine gönderiyoruz.

Yaralarımızı #HepBirlikte saralım pic.twitter.com/RqEfzsu0WW

- Trabzonspor (@Trabzonspor) February 12, 2023