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 ヤングボーイズ・ベルンを後にしておよそ10ヶ月、ダヴィド・ワグナー監督は再び、戦いの舞台をイングランドに戻すことが明らかとなった。既報通りにプレミアリーグから降格を喫したノリッジ・シティに就任することが正式に発表。1年契約を締結したことも明かされている。「これは私にとって非常に特別であり、誇らしい瞬間だ。ノリッジの監督として、ここイングランドに戻ってこられたことは大変な名誉だよ」と、クラブ公式にてコメント。

 かつてハダースフィールドにてプレミア昇格を果たした実績をもつ51歳は、その翌シーズンにはプレミアリーグ残留も達成。しかしながら2シーズン目では力を発揮しきれずに3年あまりの任期を経て2019年1月に退任。その年の夏からはFCシャルケ04の監督へと就任するも、その後のスイス1部ヤングボーイズ・ベルンも含め、なかなか期待に応えきれない日々が続いてしまった。その点でクラブのみならずワグナー監督自身にとっても奮起が期待されるところ。

 ハダースフィールド時代から知るウェーバーSDは「専門知識やビジョン、考え方や手法など、それらは明らかに我々にとって短期的、中期的、そして長期的目標に合致したものだ」と評価。現在グラードバッハで指揮をとるダニエル・ファルケ監督はかつて、当時2部だったノリッジの監督に2017/18シーズンに就任。2年目にはプレミア昇格を果たし、1年で降格するも再昇格を達成した過去があり、ワグナー氏にも同様の結果が期待されるところだが、ただ現在は2位まで勝ち点15差ということから直接昇格は厳しい。一方でプレーオフ進出はまだ手の届く範囲内(勝ち点差3)にある。

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- Norwich City FC (@NorwichCityFC) January 6, 2023