初春Sに出走するノーリス(撮影:武田明彦)

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 芝では“ほぼ消し”のアジアエクスプレス産駒だが、自分の庭ではとにかく頼りになる。言うまでもなく、主戦場はダート短距離。とりわけ中山ダ1200では【14・19・10・85】の勝率11%、複勝率34%。さらに、480kg以上の牡馬&騙馬に限定すれば【10・6・3・20】の勝率26%、複勝率49%だから、かなり信頼できる。人気にかかわらず“見つければ迷わず軸!”のスタンスでいいだろう。

 中山10Rの初春S(4歳上・3勝クラス)にはノーリスとキミワテルの2頭がエントリーしてきた。ともに前走の馬体重が480kg以上の牡馬とあって、どちらを軸に据えるか悩むが、配当面を考慮すればノーリス。11カ月ぶりの実戦となるが、攻め量は十分。これまでに戦ってきた相手や前走の勝ちっぷりから見て、3勝クラスで壁に当たるとも思えない。休み明けが嫌われて人気を落とすようなら、むしろ積極的に買いだろう。

 相手本線はもちろんキミワテル。3連複は2頭軸で総流し。見事にワンツーフィニッシュなら、PUFFYの名曲「アジアの純真」を口ずさみながら祝杯を挙げたい。