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 大晦日の夜には髪を伸ばした様子で家族と共に過ごす姿や、またエアロバイクで笑顔を振り撒き精力的に取り組む様子を写真、ビデオなどで伝えてきたセバスチャン・ハーラー。今夏に参加した下記合宿中に精巣がんが明らかとなり、これまで2度の手術と化学療法による回復をはかってきたベテランストライカーは、遂に月曜日に同僚らとの乳酸テストをこなし、今週中にはチーム練習への部分的復帰を見込まれるまでの回復を果たした。

 無論ランニングテストでも遅れがみられるなど、まだまだこれから取り戻す余地は多く残され、おそらくは休養をはさみながらのトレーニング期間ということにはなるだろうが、南ドイツ新聞によればクリスマス前にもドルトムントで体力づくりに精力的に励むなど、非常に高いモチベーションで好印象を与えているという。これからスペインでの合宿にも帯同することが明らかとなっている同選手について、ケールSDは地元紙ルール・ナハリヒテンに「彼なりのペースというものがある。プレッシャーを与えるつもりはない」との考えを強調した。