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 マヌエル・ノイアーが足に重傷を負い今季絶望となったことから、バイエルン・ミュンヘンではアレクサンダー・ニューベルの早期復帰を模索してはいるものの、どうやら肝心のニューベル本人に復帰への意思はあまりないようだ。ドイツの大衆紙ビルトとのインタビューにて、同選手はあくまでASモナコにおける居心地の良さを強調しつつ、「まだまだ試合は山積みなんだ。ここにいて思うのは、いかにプレーするということが大切であるかということ。もうこれを決して手放すようなことはしたくはない」と述べており、つまりはバイエルン復帰に「あまり意味はないように思う」との考えを示したのである。

 スキーツアー中に脛骨と腓骨を骨折したノイアーは、今シーズンはこのままシーズン終了まで全休を余儀なくされることになり、ただその負傷から癒えればまた即座にバイエルンのゴールへと戻り、本来の力を再び取り戻したいと闘志を燃やしているところ。だからこそ「マヌエルの負傷がどの程度のものなのかは知らない。けど来シーズンにむけて遅くとも夏までには復帰できる」とみるニューベルにとっては、ミュンヘンの地で絶大なステータスとリスペクトを手にする主将の復帰はすなわち、ニューベルにはまたその背後に甘んじる日々が待つことを意味し、それに応じる用意がないことは過去にも公言して来たこと。まずは所属するモナコの出方にもよるが、キッカーが得た情報ではまだ応じる用意はないものの、完全に否定してもいないようだ。