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 7年間のレッドブル時代に終止符を打ち、クリストファー・ヴィヴェル氏が既報通り、これからチェルシーFCにてテクニカル・ディレクターへと就任することが発表された。

 今年の10月には2020年より務めていたRBライプツィヒでの同職から突如退任していた36歳は、その理由として「意見の相違」と説明。その後ライプツィヒのホームで行われたセルティック戦の前日には、チェルシーとの交渉が取り沙汰されており、当時のミンツラフ代表が「全く知らない」と混乱をきたす展開をみせることに。

 一方でチェルシーFCでは長年オーナーを務めてきたアブラヒモヴィッチ氏の時代から大規模な変化の流れに入っているところであり、そこでヴィヴェル氏は新オーナーのトッド・ベーリー氏、新監督のグラハム・ポッター氏、そしてまだ見ぬ新SDらとともに「世界のサッカー界において最もエキサイティングなプロジェクトの構築」をサポートしていく。

 「このクラブに参加できることを、大変に誇らしく思っているよ。クラブが成功を収め、発展をみせ、さらに成長し続けていけるように。そのための大きなポテンシャルはこのクラブには確かに秘められている。新首脳陣の下ではパフォーマンスの分析、データ、イノベーションに裏打ちされた明確、かつ持続可能な哲学が掲げられているよ。その一翼を担えることを楽しみにしているところだ」

 さらにそのヴィヴェル氏がもう間も無くして、顔見知りとチェルシーで対面する可能性は大いにある。この夏の移籍市場においてそのライプツィヒから、現在ブンデスリーガ得点ランク首位に立つフランス代表、クリストファー・エンクンクの移籍成立が間近に迫っているとみられており、その移籍金額は少なくみても6000万ユーロといわれるが、ただ現時点ではまだ両クラブとも正式な発表は行っていない。

Chelsea FC is pleased to announce the appointment of Christopher Vivell as the club's new technical director.

- Chelsea FC (@ChelseaFC) December 21, 2022