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 今シーズン21試合に出場して13得点、5アシストをマークしている鎌田大地が、アイントラハト・フランクフルトの成功の立役者の1人であることに、疑問の声を投げかける者などいないだろう。だがその一方でここまでワールドカップでの2試合では、これまでフランクフルトでみせてきたパフォーマンスとはかけ離れた、無得点、0アシスト、kicker採点平均3.75という、自他ともに期待を裏切る結果となっている。

 「この2試合、自分がみせてきたプレーとゆうのは、まったく納得できません」と漏らした26歳の日本代表MFは、熟考した後「本当にわからないですよ。あまりに単純なミスが多く、自分でも信じられないくらいなんです」とコメント。「次の試合です」と語ったスペイン代表との決勝トーナメント進出をかけた大一番では、ここでの金星へ希望をかける日本のファンからの期待を一身に背負うことになる。

 サムライブルーが自力で決勝トーナメント進出を果たせるのは、この試合で勝利をおさめるのみ。引き分けの場合はドイツ代表とコスタリカ代表の試合結果を待たなくてはならず、また敗退した場合にはその時点でグループリーグ敗退も決まってしまう。森保一監督は「大きなプレッシャーに晒されている。だが自分たちを信じなくては」と訴えた。「日曜日の試合の時よりも、選手1人1人が良いプレーをみせていかなくてはならない」