コストコの真空パックマシン『フードセーバー』は買い? 食材保存や低温調理で使い勝手をチェックしてみた
コストコで販売されている『フードセーバー VS3193』はご存じでしょうか。
家庭用の真空パックマシン(バキュームシーラー)です。これがあれば、食品の保存期間を大幅に伸ばせる! 飲みかけのワインや、食べかけのスナック菓子にも使用可能。また、真空調理に活用すれば、プロ級のローストビーフを簡単に作れますよ。
『フードセーバー VS3193』の価格は?
こちらがコストコで販売されている『FOODSAVER(フードセーバー) VS3193』(品番 35324)。お値段は14,980円(税込)です。
ちなみに本品、不定期にセールを実施しており、3,000円引きの11,980円になることもしばしば。お急ぎでなければ、安いタイミングを狙うとよいでしょう。コストコオンラインショップでも取り扱いがありますよ。
本体のほか、真空パック用のバッグ、ボトル用のアタッチメントなどがセットになっています。アメリカ・フードセーバー社の商品を、コールマンジャパンが輸入したもの。日本国内版のフードセーバーとは、取り扱いルートが異なるようですね。
『フードセーバー VS3193』のセット内容は?本体 …… 1パックロール 28cm …… 1バッグS …… 2バッグL …… 3ジッパーバッグS …… 3ボトルストッパー …… 1『フードセーバー VS3193』の同梱物は上記のとおり。本体サイズ/重量は 412×214×150mm/約2.7kg です。
『フードセーバー VS3193』の使い方は?
基本的な使い方としては、真空パックにしたい食材を付属の袋に入れて、フードセーバーの所定の位置にセットします。
あとは左上のボタンを押すだけ。バリバリと音をたてながら空気を抜いていきます。
シーリングも自動的に行われて、密封完了。大変お手軽です。
そのまま冷凍庫に投入したところ、きれいに冷凍されました。このバッグ、7層フィルムになっていて、冷凍焼け、酸化、かびなどを防止してくれるんだそう。
『フードセーバー VS3193』はさまざまな食材の保存に対応
パンケーキや食パンなど、柔らかい食材にも対応しています。「パルスモード」で、加減を見ながら空気を抜くことが可能ですよ。
食べかけのスナック菓子は、すぐに湿気ってしまう…。そんなときにフードセーバーが大活躍。ポテトチップスなどお菓子の袋をそのまま真空&密封してくれます。
飲みかけのワインを酸化から守りたい? ならば付属の「ボトルストッパー」をボトルにセットし、本体右上の「格納式ハンディシーラー」を使って空気を抜きましょう!
『フードセーバー VS3193』は低温調理でも活躍
真空パックした食材を低温で長時間加熱する「真空調理」にも使えますよ。今回はローストビーフを作ってみました。下味をつけた牛肉をバッグに入れ、本体の「真空調理モード」でシーリングします。
寸胴鍋にパックしたお肉とぬるま湯を入れ、真空調理器をスタート。今回は58℃、4時間40分に設定しました。真空調理器がない場合は、シャトルシェフやヨーグルトメーカーなどの保温調理器を使うのもアリ。どの方法でも、温度管理はしっかりやりましょう(BONIQ「低温調理 加熱時間基準表」を参照のこと)。
加熱が終わったら取り出し、30分休ませます。その後、フライパンにオリーブオイルをひき、中火以上でお肉の表面をまんべんなく焼き付ければできあがり。
切ってみると、中は均等なピンク色! 今回の仕上がり具合は、ミディアムといったところ。外側の薄い層だけが、焼き目がついた状態になっています。
柔らかな歯ごたえで、しっとりとした舌触り。まるでかつおのたたきみたいな食感なのに、味は牛肉なんです。うまみがしっかり閉じ込められているので、味わいも濃厚! 一般のご家庭でも、プロっぽいローストビーフを失敗なく作れてしまう…。フードセーバーを使った真空調理、マジですごいです。
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『フードセーバー VS3193』の真空パックを活用すると、食生活のクオリティがグッと上がります。難点は、本体はけっこう大きくて場所を取ることですかね。キッチンスペースに余裕があるなら、ぜひ導入してみてください。