ADSLルーターをギターのエフェクターに改造した猛者が登場
一般のアナログ電話回線を使って高速なデータ通信を行うADSLに使うHuawei製のルーター・HG532をギターのエフェクターにして演奏をするムービーを、エンジニアのbonsembiante氏が公開しました。また、HG532をエフェクターにするためのツールがGitHubで公開されています。
¿Cómo conectar una guitarra a un router ADSL? - YouTube
https://github.com/bonsembiante/router-audio-dsp
画面左にある白い装置が、Huawei製ADSLルーターのHG532です。なお、このHG532にはディレクトリトラバーサルの脆弱性があると2015年に報告されています。
HG532にUSBハブを接続し、ツールを入れたUSBドライブを挿します。
さらに同じUSBハブに外付けのサウンドデバイスを接続し、サウンドデバイスをギターとスピーカーにつなぎます。通常の状態で演奏すると、ギターの音がそのままスピーカーから流れます。
しかし、bonsembiante氏が何かを操作するような動きを見せた後にもう一度ギターを弾くと、今度は音にディレイがかかりました。HG532はLinuxを搭載するデバイスで、bonsembiante氏の開発したツールはHG532がAdvanced Linux Sound Architectureをサポートしていることを利用しています。この映像ではデモとして音にディレイをかけているだけですが、エフェクターのプログラム次第ではさまざまなエフェクトをかけられる可能性もあります。