「横断歩道で車止まらない問題」だいぶ改善? JAF最新調査結果でる 7年の成果か
まだ止まらない人の方が多いです。
全国平均が着実に上がった!
JAF(日本自動車連盟)は2022年10月24日(月)、「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査」2022年版の結果を発表しました。
信号機のない横断歩道のイメージ(画像:写真AC)。
この調査はJAFが2016年から毎年実施しています。信号機のない横断歩道を歩行者が横断しようとしていても、一時停止するクルマが少なかったことから、JAFは調査を通じ公表することで、その停止率を押し上げようとしてきました。
今回、調査対象となった車両7540台のうち、歩行者がわたろうとしている場面で一時停止したクルマは3003台(39.8%)に。昨年の30.6%より9.2ポイント増加し過去最高に。また、全都道府県で停止率20%を超え、2019年の全国平均停止率17.1%よりも高くなるなど、大きく改善しました。
とはいえ、「いまだに約6割のクルマが止まりません」(JAF)ということです。
都道府県別の一時停止率ベスト5、ワースト5は次のとおりです。
●ベスト5
・長野:82.90%
・兵庫:64.70%
・山梨:64.60%
・静岡:60.80%
・熊本:57.30%
●ワースト5
・北海道:25.20%
・佐賀:25.10%
・京都:23.50%
・和歌山:22.50%
・沖縄:20.90%
長野県は2016年の調査開始時から7年連続で1位をキープ。反対にワースト1位となった沖縄は、前年の21位、31.10%から大きく下がりました。
なお、今回の調査は2021年8月10日から31日のうち、平日10時から16時のあいだに実施。各都道府県で2か所ずつ、信号機が設置されていない横断歩道を一定の条件でピックアップし、JAF職員が1か所につき50回横断して、接近する車両が一時停止するか否かを調べたものです。