乗ったことがない世代のほうが多い!? ガチ国鉄トレインルームの誕生です。

14日から予約受付開始


北海道で活躍を続けるキハ40系気動車（画像：写真AC）。

　JR北海道・JR北海道ホテルズは2022年10月13日（木）、函館駅前のホテル「JRイン函館」に、国鉄時代の象徴的車両である「キハ40系気動車」の世界を楽しめる一室「キハ40トレインルーム」を展開すると発表しました。初日は11月1日の宿泊からで、予約受付開始はあす10月14日から。

「キハ40トレインルーム」の室内には、実際のキハ40系車両や訓練用施設で使用されていた設備（運転台・ボックスシート・つり革・行先板・路線図・扇風機）を所狭しと配置。さらに整理券発行機や運賃表、駅名板などもあります。ハンガーラックには吊り輪が。ドアには車両番号票レプリカが掲示されています。

　時代を感じさせるいかめしい機器に囲まれ、運転台の席に付くと、前面展望を楽しみながら機器を操作し、運転士気分を味わうことができます。さらに、「この列車は〇〇行きワンマンカーです、次は△△…」といった車内放送を流しながら、運賃表示機を切り替えることもできます。まさに「キハ40系に乗車中に感じる旅情」を追体験できる要素が揃った格好です。

　向かい合ったボックスシートから窓の外を見ると、昭和情緒あふれる頭端式ターミナルの函館駅構内を特等駅で見下ろすことができます。

　料金は1室16400円から（1〜2名利用。ただし小学生以下は追加2000円で添い寝可能、未就学児は無料）。朝食は別途。予約はJRイン函館公式サイトから行います。

　本州では希少となり、北海道でも徐々に数を減らしていくキハ40系。JR北海道は「スタッフの熱い思いにより制作された『キハ４０トレインルーム』をぜひご利用ください」としています。